「ミニマリストになりたい」
「持ち物、やることが多すぎる」
このように感じていませんか?持ち物、やることが多いと、人生をコントロールできていない感覚になりますよね。
ミニマリストになると物、やることを手放して、生活に余裕を作ることができます。特に金銭、時間に余裕ができるので、大切な人と時間を過ごす、趣味を楽しむ、新たなスキルを身に付けるなどの自由を手に入れられます。
今回は、
- ミニマリストの発祥と定義
- ミニマリストのメリット
- ミニマリストのなり方
- ミニマリストになるためのおすすめ本
を紹介していきます。
私は日常でより少なくすることを意識しています。そのおかげで、今は自由な時間が増えましたし、本当に好きなことにお金や時間をかけています。
ミニマリストの発祥と定義
ミニマリストという言葉は英語の「ミニマル(最小限の)」からきており、「必要最小限のモノで生活する人」という意味になります。
実はミニマリストという言葉の発祥は芸術家で、作品の完成度を追求するために余分なものを省いて、シンプルな美しさを表現する「ミニマリズム(最小限主義)」が由来となっています。
ミニマリズムとは、本質を強調するために無駄なものを省いて、最大の効果を得ようとする考え方です。ミニマリストはミニマリズムを生活に応用したものなので、ミニマリストの定義がおのずと分かってきますね。
ミニマリストの定義は、「自分の価値観を大切にするため、あえて少なくする人」となります。自分の大切な価値観に沿って生きるために、余分なものを削ぎ落して、生活をデザインすることです。
ミニマリストになって手放すメリット
自分の生活から余分なものを削っていくと、自分の大事なものが明らかになっていきます。少なくする過程で大事にしたいものと向き合うことになり、「何をしないのか」を決めて、「自分のやりたいこと」に集中することができます。
手放すメリットは以下のとおりになります。
- 自由になる:生活のあらゆるものが最小限になるので、主にお金、時間、所有物、人間関係の悩みから解放されます。見栄に使うお金や自分のためにならない人間関係、習慣など無駄なものを削っていくので、生活コストが減り、時間が増えるので、自由になります。
- 人生に満足できる:ミニマリストは自分の大切な価値観に従って行動するので、不満が減って、人生に満足できるようになります。家族や友達との時間、没頭できることなどの大事なことにエネルギーを使い、主体的に生きられます。
- 心身に余裕が生まれる:テレビ、ニュース、SNS、動画、飲酒、喫煙などの超刺激(極めて刺激の強いもの)を減らすことができます。ドーパミン依存にさせて不安を増やしたり、「もっと」を求めさせたりする超刺激を断って、読書、運動、人との交流などの低刺激にすることで、心が平穏になり、心身が疲れなくなります。
モノを手放すことは、心や時間に余裕がある、部屋が広々と使える、荷物が少なくて済むなどの日常における心地よさを感じることができます。一度、手放すメリットが分かると、無駄なモノを増やさないようになりますよ。
ミニマリストになり方のマインドセット「何を残したいか」
ミニマリストになるにあたって、最初は「あれもいらない、これもいらない」とたくさん減らすものが思い浮かんでしまい、実践が大変です。そのようなときは、「何を残したいか」と自問することで自分の大切なものを残して、あとはすべて捨てると考えると簡単に実践できます。
「残したいもの」を中心に考えると自分の価値観を明確にできて、行動指針も定まるという利点もあります。一度、残したいものを決めて捨てた後は、さらに減らすものがないかを考えてみるといいでしょう。
生活の中で減らしていくといっても、具体的に何を手放せばいいのか分からないという方もいると思います。まずは以下のモノから減らしてみるといいでしょう。
- 物:サイズが大きい、維持費が高いものなどの所有コストが大きいものから減らしましょう。具体的には、テレビ、本棚などの収納家具、車、服などで、場合によって思い出の物、プレゼント、賞状も処分してもいいかもしれません。時間を節約できるドラム式洗濯機、ロボット掃除機などは残しましょう。
- 行動:どうでもいい人間関係、単なる暇つぶし、何となくの習慣をやめます。特にSNS、ニュース、動画鑑賞などは気分の落ち込み、脳疲労や疲れ目を引き起こして心身に悪影響があるので、優先して減らします。現代人は仕事でディスプレイを長時間見ることが多いので、デジタルツールではなく、散歩やランニング、スポーツ、睡眠、外の景色や食事を楽しむ時間にしてみてください。
- 超刺激:ジャンクフード、ニュースやメールチェック、SNSや動画などのデジタル、アルコールやニコチンなどの依存性物質のドーパミンの分泌を過剰に促す超刺激を減らしましょう。ドーパミンの過度な分泌は、何かを強く求めるという欲望ループに人を陥らせて、不満感を抱かせます。健康的な食事、運動、人との交流、アナログな娯楽などの低刺激の活動を行うことで、ドーパミン分泌が正常になり、何気ない日常でも心が満たされるようになります。
これらはあくまで参考ですので、好きであれば超刺激でも適度に楽しむことが重要です。価値観が人それぞれ違うように、ミニマリストの実践もそれぞれ異なりますので、「持ち物がほとんどないのがミニマリストだ」と思わずに自分にあったやり方を探してみてください。
まとめ:ミニマリストになると生きるのが楽になる
「本当に重要なのは何か?」。それ以外のことは、全部捨てていい。
グレッグ・マキューン(コンサルティング会社CEO、作家)
ミニマリストになるには、「自分にとって大切なものにフォーカスすること」を意識しましょう。どうでもいいモノは手放すことで、生きるのが楽になります。ミニマリストの他にも「ミニマリズムで心豊かな生活を手に入れる方法」「人生の優先順位が明確になるシンプルな生き方」について記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
現代人は効率性を重視して、マルチタスクをしたり、予定や行動をびっしりと詰め込んだりして、心身が疲弊しています。ミニマリズムでシングルタスク、余裕を持ってゆっくりと休むことで、生産性が向上し、ひらめきが生まれ、ポジティブに過ごすことができます。
私は食事中のドラマやアニメ鑑賞、家事でオーディオブックを聞くことを習慣にしていたんですが、結果的に刺激を増やしすぎてしまい、休まることがありませんでした。これらの習慣をやめることで、心身が疲れにくくなり、休んだり、自由にしたりできる時間が増えました。
ミニマリストになるためのおすすめ本
手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択
・手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択
こちらの本はミニマリズムの基本を教えてくれます。
ミニマリストとは何か、ミニマリズムの実践方法を知ることで、自分の生き方をデザインして、お金、時間、心身の豊かさを得ることができます。
ミニマリズムに興味がある方やミニマリストにもおすすめの本ですよ。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
・エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
エッセンシャル思考とは、時間、エネルギーを最小限にして、成果を最大にするという考え方です。
成果を最大にするための選択と集中、エッセンシャル思考の自動化などの様々なテクニックも紹介してくれています。
こちらの本を読めば、人生をシンプルにして、パフォーマンスを高めることができます。
現状に行き詰まりを感じている、自分の人生を生きたいと感じている方におすすめの本です
ミニマリストのおすすめ体験
断捨離
断捨離は物への執着を捨てて、不要な物を処分し、物にとらわれない生き方を意味します。
断捨離することで、家の中や持ち物がスッキリして、広々とスペースが使用できるため、すぐに効果を実感できます。
物を買わなくなる、維持費が減るといったお金の節約、在庫管理、掃除などの手間が減るので時間が増えるという大きなメリットがあるので、ミニマリストになるには断捨離から始めるのがおすすめです。
超刺激断食
ジャンクフードや超加工食品、ニュース、SNS、ゲーム、動画、ギャンブル、アルコールやニコチンなどの超刺激は、人間の原始的な欲求に強く働きかけて依存するように人工的に作られたものです。
これらの超刺激は科学技術の進歩に伴い、人がさらにハマるように改良され続けているため、興味本位で手を出すとやめられなくなります。
超刺激はドーパミンを過剰に分泌させて不安や不満感を増大させるので、意識的に断つことが大切です。
超刺激をやめることで、ちょっとしたことに喜びを感じやすくなり、穏やかに日常を過ごすことができます。