日本では一夫一妻制で、アメリカ、ヨーロッパなどでも同様の状況です。
一方で、一夫多妻制を採用している国もあります。
日本でも明治時代の途中までは、側室などの一夫多妻制が認められていたとの記録があります。
そうなると一夫一妻制、一夫多妻制における社会的影響が気になりますよね。
結論から申し上げますと、
- 一夫一妻制は暴力、紛争の発生率を下げるため、リソースを経済発展などに有効活用できる
になります。
一夫多妻制と一夫一妻制を比較し、社会への影響を調べた研究(R)を紹介します。
この研究では、
・一夫多妻制の国
・一夫一妻制の国
を比較しています。
その結果を以下にまとめます。
一夫一妻制の国では、
・犯罪減少
・男女の結婚年齢差減少
・男女の不平等減少
・GDP増加
犯罪減少になるだけでなく、不平等減少、GDP増加は驚きました。
普段は意識しないですけど、一夫一妻制はこのようなメリットがあるんですね。
このような結果になる理由について、この研究では考察されています。
・独身男性はリスクのある行動を取りやすい(殺人、薬物乱用、アルコールの過剰摂取など)
・一夫多妻制は結婚できない男性を増やすため(権力者が複数の妻を持つため)、犯罪が多くなる
・一夫一妻制の国では、独身男性が減り、犯罪発生率が下がるため、資源をより生産的に使える
一夫一妻制は、一夫多妻制と比べると、犯罪抑制に資源使わなくていいので、有利になるってことですね。
個人レベルでも良い文化、習慣などは徐々に生活に取り入れることが大事だなと思いました。
みなさんも企業、国、人々などの様々な文化に触れて取り入れていただければと思います。