「仕事ができなくてツライ」
「自分は生まれつきデキない人間だ」
これらの悩みを抱えていませんか。仕事ができないと、人間関係が悪くなったり、将来の見通しが立たなくなったりと不安になりますよね。
仕事ができない原因は「脳の使い方」にあります。どんなに努力しても成果が出ないという方のほとんどは、仕事のやり方や考え方が悪いせいです。正しい「脳の使い方」さえ分かれば、思ったよりもラクに大きな成果が出ることに驚くはずです。
今回は、
- 仕事ができない人の特徴
- 仕事ができない人の根本的原因
- 仕事ができるようになる3つの方法
を紹介します。
仕事の質・量や周囲からの評価が上がるようになります。仕事ができない人への思考回路も分かり、対策しやすくなりますよ。
仕事ができない人の特徴
仕事ができる人とは「相手の役に立つ人」のことです。会社であれば会社に利益を与えられる人ですし、自営業者であれば他者の問題を解決できて求められる人です。
仕事ができない人は、「人の役に立つ」という貢献レベルが低い人です。努力しているのに空回りしている人やサボっている人は仕事ができない傾向にあります。会社では与えられた役割を遂行できない人のことを言います。
仕事のできない人の具体的な特徴は以下の通りです。
- 指示を理解できない
- 物覚えが悪い
- 自分の頭で考えない
- スピードが遅い
- ミスが多い
- 締め切りや期限が守れない
これらに当てはまる人は仕事ができないと思われます。では、仕事ができない人が仕事ができるようになれるのでしょうか。
仕事ができない人の根本的原因は「脳の使い方」にある
自分は必死になって努力していることを周りは簡単にやっている。こんなことを感じるとき、あなたの能力が低いのではなく、「脳の使い方」が悪いことが原因です。
仕事ができないのは、やり方に問題があります。正しいやり方を知らなければ、いくら努力しても報われません。
仕事ができない人の原因を詳しく見ていきましょう。
物事の仕組みを理解できていない
仕事ができない人は物事への理解が不十分です。
「肌が潤う乳液」という商品をアピールするときに、表面的な理解だと分かりやすい話をしたり、別の角度からの質問に対応できなくなります。「具体的にどのような利点があるのか」「原理はどうなっているのか」「全身に使えるのか」と聞かれたときにその場で答えられません。
上司や顧客に対して詳しい説明ができないと仕事での評価が下がってしまいます。物事の仕組みまで理解していないと説得力がありませんし、信用されません。
自分は生まれつきの能力が低いと思っている
仕事ができない人は生まれつきの能力が低いせいだと思っています。この考え方のせいで自分で努力しなくなり、能力が伸びないため、さらに仕事ができないという悪循環に陥っています。
プリンストン大学らの研究によると、音楽、スポーツや専門職などの様々な分野のパフォーマンスを上げるために練習は重要であることが示されています。何事も練習で能力が伸びるということですね。
仕事に役立つスキルを少しずつ覚えていけば、仕事ができる人になっていきます。能力は固定されたものではなく、やり方次第でどんどん伸ばしていけます。
仕事ができるようになる3つの方法
仕事ができない人は、非効率的なやり方で脳に大きな負担をかけています。そのため、正しいやり方を知っていれば、多大な努力を必要としなくても成果は上がっていきます。
仕事ができるようになる3つの方法を紹介していきます。
1、本質の理解
なぜ、仕事ができる人は記憶力が良く、知識を自由自在に扱えるのでしょうか。
仕事ができる人は、基本の理解に時間をかけているため、物事の構造という本質をつかんでいます。そのため、様々な知識をすぐに取り出したり、分かりやすく説明したり、知識を踏まえて応用したりできます。
記憶力が悪いと悩んでいる人は「理解の浅さ」が原因です。理解が浅いため、他者からの質問に答えられませんし、すぐに忘れてしまうので同じことを何度も調べるはめになります。
記憶するのに最も効率的な方法はすでに確立した知識と新しい知識を関連付けることです。人間の頭の中には知識がバラバラに収まっているわけではなく、それぞれの知識が関連づいていてネットワークのようになっています。そのため、何もないところから突然思い出すのではなく、関連した記憶を次々に思い出しています。
本質を理解するにはジャーナリングで理解したいことを書き出してみてください。詳しいやり方については以下の記事を読んでみてください。
本質を理解すれば様々な知識を関連付けることができ、脳のポテンシャルを活かすことができます。物事の本質、原理、仕組みをしっかりと理解するようにしましょう。
2、選択と集中
選択と集中とは無駄を減らして、大切なものに集中することです。より少ない時間や資源で成果や価値を最大化する考え方です。
選択と集中ではシンプルを目指し、以下のように行動しましょう。
- 大切なことを選ぶ:仕事で一番重要なものを1つピックアップしてそれだけをやるようにしましょう。時間がなくても重要なポイントを押さえられるので、十分な成果を挙げられます。仕事を1日3つまでなら優先順位を1~3までの数字で割り振って順番に取り組むといいですよ。
- 無駄を削ぎ落す:仕事で価値を生まないものや不必要なものは切り捨ててください。打ち合わせ、会議、議事録、余計な手順などを省いて、重要な仕事に時間を使いましょう。仕事で成果を出したいときは「何をやらないのか」を決めて、時間に余裕を生み出してから付加価値の高いものに集中します。
- 生産性に重点を置く:生産性を高めることを意識しましょう。仕事ができる人は長時間労働せずに定時で帰宅して、学習したり、家族と有意義な時間を過ごしたりしています。仕事以外でも同じことをずっと続けていると効率が落ちるので、他の活動をすることで休息になります。
これらを意識するだけでも仕事ができるようになります。仕事が忙しいと感じている人は「いかにやるべきことを減らすか」を考えて、無駄をできるだけ減らしていきましょう。
3、相手が本当に欲しいものを与える
相手のニーズを上手く満たせる人は仕事ができます。相手が求めている対応をして、喜ばせることができるからです。
「相手の欲しいものは何か?」を日頃から意識しておくと生産性が大きく向上します。仕事で時間がかかるのは対人関係なので、相手のニーズに応えられる人は仕事が円滑に進みます。
仕事においては相手が欲しい情報を与えることが大切になるので、情報を分かりやすい形で共有しましょう。知識をアウトプットすることで自分の理解度を深められますし、記憶に定着します。仲間からも一目置かれる存在となり、相談や質問などの機会も多くなります。
相手の欲しいものを考えて、与えられる人になりましょう。
まとめ:より良い考え方にアップデートしよう
仕事ができない人は考え方、やり方が悪い場合がほとんどです。仕事ができる人は良い考え方、やり方を積み重ねた結果です。
仕事ができるために役立つスキルを身に付けましょう。メール文で「いつもお世話になっております。〇〇会社の~です。」といったよく使う表現は辞書に登録するというちょっとしたスキルでもかまいません。
スキルを得るには日頃から読書や動画などから多くの知識に触れることが重要です。読書習慣を身に付けるための簡単な方法は以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。
仕事が楽しくないという方は、「仕事の最初と最後に簡単なタスクを入れる」だけでもモチベーション、パフォーマンスが上がります。仕事全体が楽に感じるという効果もありますよ。
私は仕事に関する知識が中々覚えられなくて苦労していたんですが、まずは理解に時間をかけるようになってから物覚えが良くなりました。説明への恐怖が減り、自信を持って対応できたりと良いことづくめでした。仕事ができないとお悩みの方は、「本質の理解」「選択と集中」から取り組んでいただければと思います。