当ブログの記事「先延ばしはなぜ起こるのか?」で、先延ばしの原因はタスクに対するネガティブな感情だとお伝えしました。その対策法として、今の瞬間に注意を向ける手法であるマインドフルネス、物事をポジティブに捉え直すリアプレイザルが有効でしたね。
今回は「仕事などの生活に必要だけど嫌な活動をするのはどんなとき?」を調べたハーバード大学医学大学院の研究を紹介します。仕事のやる気を高める方法、気分を上げる活動も知ることができますよ。
スマートフォンのアプリを使い、平均27 日間にわたって28,000 人を超える人々が対象となっている大規模な研究で、参加者に対して1日のうちランダムな時間にアンケートを提示して回答してもらっています。アンケートの内容は現在の気分を0 (非常に不幸) から 100 (とても幸せ) で回答、25種類のリストから現在している活動を選ぶといったものになっています。
12時間のうちに2回以上連続でアンケートに答えた人を抽出して、どんな気分のときにどのような活動をするのか、活動の種類によって気分はどう変化するのかを調査しました。良い/悪い気分のときは、楽しい/不快な活動のどっちを取るかということですね。
その結果、
- 人々は悪い気分のときにはスポーツなどの気分を高める活動をしやすく、良い気分のときには仕事などの有益ではあるが気分を低下させる活動をしやすいことが分かった。
- 気分を高める活動はスポーツ、自然と触れ合う、レジャー、おしゃべり、文化活動、飲酒、遊び、食事、子どもの世話であった。気分を低下させる活動は待つこと、仕事、睡眠、通勤、家事であった。
とのこと。
研究者曰く、
自分の時間を何に使うかを決めることは、毎日直面する最も基本的な選択の 1 つであり、個人と社会の両方に重大な結果をもたらす。 私たちの調査結果は、どの活動をするという人々の日常的な決定が気分に直接関係しており、驚くほど一貫したパターンに従っていることを示していた。 人は気分が悪い時には気分を高揚させる活動を求め、気分が良い時には長期的な利益が期待できる不快な活動に従事していた。
だそう。
仕事、副業や勉強などの有益だけど気分を下げるような活動の前には、気分を上げる活動をしておきましょう。良い機嫌を保つことは、円滑な人間関係、仕事や勉強のモチベーションに大切ですからね。仕事自体を楽しくするには「仕事が趣味って悪いこと?メリット、楽しくする方法を解説」をお読みください。
スポーツ以外でも「ランニング10分で気分が良くなる」ことも分かっているので、一人で運動するのもおすすめです。楽しい活動をしていても不満感があるという方は以下の記事を参考にしてください。
私は仕事前にバーピーで運動、執筆前にカフェに行く、好きなコーヒーを飲む、入浴するということをしているので、無意識に気分を上げていたんだなと納得しました。気分を上げるような活動を見つけて、ルーティンに組み込んでみてはいかかでしょうか。
気分を上げるおすすめ本
ユーモアは最強の武器である: スタンフォード大学ビジネススクール人気講義
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こちらの本はビジネスや私生活でユーモアを取り入れる方法、ユーモアの鍛え方を教えてくれます。
ユーモアはモテや人間関係に役立ちますし、創造性やレジリエンスを高めることができます。
人気者になりたい、日々を楽しく過ごしたいというかたにおすすめの本ですよ。
精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方
・精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方
こちらの本は楽しむことのメリット、楽しみ方を教えてくれます。
誰にでも実践できる内容で読みやすく、おすすめの娯楽を紹介してくれるため、参考にするといいですよ。
楽しむことに罪悪感を感じる、楽しみを増やしたいという方におすすめです。
気分を上げるおすすめ体験
エクササイズ:バーピー
バーピーとは、直立⇨腕立て伏せの姿勢⇨立ち上がってジャンプをするという動きを繰り返すエクササイズです。
スクワット、腕立て伏せ、ジャンプのトレーニングが一度にできる、全身を鍛えられます。
バーピーは全身の筋トレ、有酸素運動の両方をすることができる全身エクササイズですので、できるだけ少ない種目で体を鍛えたいという方におすすめです。
コーヒー:ネスカフェ ゴールドブレンド
・ネスカフェ ゴールドブレンド
こちらは甘味とコクがあるマイルドな味わいで、誰にでもおすすめできるコーヒーです。
コーヒーには集中力・注意力を向上させるカフェインが含まれています。
インスタントコーヒーでお湯に溶かすだけなので、手間がかからないことも嬉しいポイントです。
カフェインなしですと、「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」もおすすめですよ。