モヤモヤ感が消えない
自分が分からない
このような悩みを持っていませんか。毎日、モヤモヤを抱えたままだと嫌な気持ちになりますし、自分が分からないと楽しみや人生の意義を見出せないので辛いですよね。
これらの問題を解決するには、日記を書きましょう。ありのままの思いを書くと抑圧された思考や感情が吐き出されるので、頭がスッキリしてストレス解消になります。これは心理療法にも使われている方法で、メンタルケア、自己理解、問題解決にも役立つことが分かっています。
今回は、
- 日記が効果的な理由
- 日記の素晴らしい3つの効果
- おすすめのテーマ
- 日記を続けるためのポイント
を紹介します。
日記を書くことで心身の調子が整い、メンタルが強くなります。自分のやりたいことが見つかり、日常の問題を解決しやすくなるというメリットもあります。日記はストレスを抱えている方におすすめですよ。
なぜ日記はこんなにも効果的なのか
日記が効果的な理由は、自分が思っていることをすべて吐き出せるため、頭の中のネガティブなグルグル思考が消えて、脳への負担をなくせるからです。
不安や心配の原因を書くことで自分から切り離して解放することができます。このことを心理学では「カタルシス(浄化)」と言います。カタルシスによって毎日スッキリとした気分で過ごすことができるんですね。
頭のモヤモヤを言葉にすることで、思考や感情を外に出す喜びを味わえます。自分の考えを書き留めると客観的に考えるためのスペースが生まれ、ネガティブなことでも冷静に受け止められたり、問題の本質を理解できたりします。
日記に効果がある理由は以下のとおりです。
- 思考や感情を整理できる:自分の思考や感情を書くだけでも整理できます。自分の悩みを誰かに相談しているうちに解決策が思い浮かぶことがありますよね。それと同じことを日記でも起こります。
- ネガティブと距離を置ける:ネガティブな内容を書くと、距離を置いて考えることができます。心理的に落ち着くのはもちろん、心配事に対して冷静に向き合えるので問題解決にも役立つます。悩みがあったら、とりあえず吐き出してスッキリしてから、今後の行動を決めましょうう。
- 自分の価値観で生きられる:自分の価値観が明確になるので、やりたいことができます。自分なりの判断基準があれば、人生の決断に迷いづらくなりますし、より良い生き方を自然と追求できます。多くの人は自己理解が足りずにやりたいことで悩んでいるので、自分を知っているといち早く行動できるので後悔が少なくなります。
自分の気持ちを家族や親しい友人に話そうと思っても、関係性や内容によっては言えなかったりします。他人に話すと真剣に聞いてくれなかったり、嫌がられたり、別の人に暴露されたりする心配があります。日記なら安心して安全な場所で感情を吐き出せますよ。
日記の素晴らしい3つの効果
日記は自分の思いを書くというシンプルなメソッドです。手軽なので実践しやすいというメリットがあるのに加えて、素晴らしい効果もありますので紹介します。
- ストレス解消効果:自分の考えや感情について掘り下げて書くと、ストレス減少に効果があることがニューサウスウェールズ大学らの研究で明らかになっています。他にも血圧を下げる、気分が良くなるといったことも報告されています。どんどん思ったことを書いていくとストレスが減ることを実感できます。
- 自分を知ることができる:日記は自己認識を高めることが2007年の研究で分かっています。この自己認識には「自分に対する理解」「他者が自分をどう見ているかに対する理解」の2つが含まれており、意思決定の質・コミュニケーション能力を高めて、人間関係を良くする効果もあります。自分を知るスキルは人生をより良く生きるだけでなく、仕事やプライベートを充実させるのにも必須です。
- メンタルにいい:自分の思いを書くことで、鬱や不安の傾向が減り、幸福感や免疫力が向上することが実験で判明しています。感情の抑圧はメンタルに悪いことが分かっていますので、素直に表現しましょう。日記を書いているうちにストレスを感じやすい場面を特定できるので、有効な対策を打ちやすくなります。
個人が抱える問題は一日一日やライフステージによって変化していきますし、人の好みは2~3年で移り変わるという研究もあります。自分の状態、価値観のメンテナンスを定期的にする必要があるので、日記は習慣にするといいでしょう。
おすすめの書くテーマ2つ
日記の書く内容によって効果が変わります。以下の2つは心理療法でも一般的なので、試してみてください。
- エクスプレッシブライティング:自分の感じたこと、思ったことをそのまま書き出すという手法です。書くプロセスで感情、思考を掘り下げることが大切です。ストレス解消、自己理解、問題解決に役立ちます。
- 感謝日記:感謝していることを書く方法です。人はすでにあるものを当たり前だと思い、持っていないものを求めるので決して満足することができません。日常的な不満を喜びに変えることができます。
個人的には(翌日の)新しい挑戦、ToDoを書くのがおすすめです。新しい挑戦で好奇心を育み、退屈感を減らして、幸福感を高めます。ToDoリストはやるべきことを外部に書き出すことでネガティブな思考が減り、気持ちよく眠りにつくことができ、寝つきが良くなります。
日記を続けるためのポイント
日記は基本的に毎日書くものですので、いかに継続するかが重要となります。そこで続けるためのポイントを紹介します。
- シンプルなツールを使う:紙、デジタルのいずれでもいいので、手軽にできるものを選びましょう。スマホのメモ帳、スケジュールに書いてもいいです。
- 思ったままに書く:日記なので細かい表現や誰かに見られたらなどと気を遣う必要はない。自分が思ったことを誰にも遠慮せずに思いっきり書きましょう。
- タイミングを固定する:夜9時、寝る前のようにタイミングを決めましょう。毎日繰り返しているとやらないとむしろ気持ち悪いといった感覚になります。
もし日記が途切れてしまっても気にする必要はありません。一番問題なのが完璧にやろうとした挙句に挫折することです。何回でも再開できれば、それだけで成功と言えます。
まとめ:日記は人生の道しるべ
ありのままの思いを文章にすることは心身だけでなく、人生に良い影響を与えます。他人のために文章や映像を発信するのもいいですが、自分のために感じたことや考えたことを書く時間を作りましょう。
日記は頭のモヤモヤを解消してくれるだけでなく、悩み相談、自己発見、人生の指針にもなります。寝る前などにエクスプレッシブライティング、感謝日記を書いてみてくださいね。
エクスプレッシブライティングについては以下の記事で紹介していますのでご覧ください。思考や感情をバーッと書くだけでも気持ちいいですよ。
私は寝る前に日記を書くようになってから頭の中のモヤモヤがとても少なくなりました。心配事や不安がなくなることで、よく眠れますし、メンタルにも良いです。日記はストレス解消、爽快感もすごいんですよね。