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節約を超えた!ミニマリストのお金を使わない生活

「お金を使わない生活と幸福」を両立したいと思いませんか。

そのためには、ミニマリストと節約を組み合わせましょう。ミニマリストは「自分の大切な価値観のために、あえて少なくする人」なので、節約と好相性です。

ミニマリスト式『お金を使わない方法」を紹介します。併せて、お金を使わない人は幸せになりやすいことも説明します。

ミニマリズムで楽しく節約できるようになります。経済的な自由だけでなく、時間にも余裕が生まれます。

お金を使わないと幸せになれないという誤った考え方

「お金を使わないと幸せになれない」と思っていませんか。

お金を使わないほうが幸せになれます。なぜなら、人はどんなに幸福を感じても人は次第に幸福に慣れてしまうという「快楽適応」が備わっているからです。たまに高級料理を食べるとすごく美味しいですが、いつも高級料理を食べているとそんなに美味しいとは思わなくなります。

快楽適応を避けるためには、いつも自炊して、たまに外食するというような「快楽のギャップ」を作りましょう。普段の生活水準は低く保って、たまにちょっとした贅沢をすると快楽のギャップが大きくなり、幸せを感じやすくなります。ちょっとした贅沢と言っても、普段の生活と違う特別感さえあればいいので、安い外食、いつもと違う場所にお出かけなどで十分です。高価なものである必要はありません。

節約している人に対して、「けちけちしている」「人生つまらなそう」「お金は思いっきり使わなきゃ」と思う人もいます。しかし、このような「お金を貯めても無駄」という他人の価値観に振り回されるのは危険です。

自らの価値観で自分なりの幸せを掴むことが大切です。

お金を使わない生活の3大メリット

ミニマリストとして、お金を使わない生活は貯金できるだけでなく、幸せを感じやすくなります。金遣いで見栄を張らなくなったり、悪い習慣がなくなったりするなど、良いこと尽くめです。お金を使わずに幸せに生きるスキルは現代では必須と言ってもいいくらいです。

お金を使わない生活の3つの大きなメリットを紹介します。

メリット1:心の平穏を得られる。不安が少なくなる

人生の悩みの大半はお金で解決できます。経済的なストレスが少ない人は心臓病や高血圧、頭痛、体の痛み、不安、うつ病、などの死亡リスクが低くなり、心身の健康に良いことがイギリスの研究によって判明しています。

収入を増やすのは難しいですが、生活水準を下げるのは簡単です。お金を使わない生活をしていると、資産を増やすことができるだけでなく、生活コストも低くなります。

手取り30万円で生活コスト25万円の人と、同じ手取りで生活コスト10万円の人を比べると、前者が貯金5万円に対して後者は貯金20万円となり、貯金額に4倍も差がつきます。この2人の貯金が120万円だとすると、生活コスト25万だと5か月未満しか生活できませんが、生活コストが10万円だと1年も生活できます。

生活コストが低い人はアルバイトになったとしても十分に暮らせるので、仕事のプレッシャーが軽く感じられますし、貯金も多いので精神的・経済的にも余裕があります。

メリット2:「お金を使わない」は楽しい

お金を使わない生活は、努力すればするほど、良い結果がすぐに表れますお金を使わない行動が、貯金額や予想外の満足感といった報酬に直結しているのでゲーム感覚で楽しめます。ゲーム化でやる気が高まり、快感にもつながることが2019年の研究で分かっています。

節約は自らの意志で支出を削ることです。無駄遣いをなくしたり、安いものに切り替えたりして、お金を賢く使っていく必要があります。その結果、預金額が100万円、200万円とみるみる増えていくので達成感がありますし、「自分はできる」という自己効力感も高まります。

いらないものを削ぎ落とすことで「人生のムダ」から解放され、シンプルな生活と自由という爽快感を味わうことができます。こうなると、お金を使わない生活自体が楽しくなってきます。

メリット3:大切なものを大事にできる

本当に必要な支出だけをしていると、無駄なものがなくなっていき、大切なものだけが残ります。自分の大切な価値観が明確になります。

お金を何も考えずに使っていると、衝動的な買い物、見栄のための浪費をしがちです。大事なお金と時間を費やすのに、自分の大切な価値観とは無関係だったり、正反対だったりするのはもったいないですよね。

暴飲暴食、ギャンブル、スマホゲームへの課金などの悪い習慣を断って、家族とのお出かけや勉強や資格への投資といった大切なことにお金を使いましょう。節約は付き合いだけの飲み会、大した効果が出ないモノが本当に必要なのかを考え直す機会にもなります。

ミニマリスト式「お金を使わない生活」

ミニマリストとお金を使わない生活の両立では、「支出の無駄を減らすことで大切なことに集中する」を意識しましょう。生活スタイルを洗練させることで、人生を豊かにしていきます。生活を切り詰めるような意識ではなく、無駄を手放して、楽しく生きることを目標にしてください。

ミニマリスト式お金を使わない生活を紹介します。

  • 本当に必要なモノ以外はすべて手放す:自分にとって必要なモノだけを残して、それ以外は捨てましょう。最小限のモノ、サービス、情報で生きることを意識してください。生活に必要ではない美容用品、健康食品などは注意が必要です。セールストークや誤った情報に踊らされていないかを考えてみましょう。必要だと思っていたものが、むしろ逆効果だったということも少なくありません。
  • 一番安いものから選ぶ:モノを買うものは一番安いものから検討して選びましょう。自分の必要なものを明らかにして、安いものから順番に見ていき、満足するモノを買いましょう。余計な機能、高級感といった基準で高い商品を選ぶことがなくなります。安いものから順番に見ると、商品のレベルが徐々に上がっていくため、最終的に満足度が高くなります。反対に高いものから見ると、高価格・高性能が当たり前となり、本当は安いもので十分なのにも関わらず、安いものでは満足できなくなってしまいます。
  • より安いモノに切り替える:生活に必要なモノでもさらに安い代替品に変えることを検討してください。スマホ、サブスク、家賃などの固定費から優先的に着手するといいでしょう。月々数千~数万円でも安いものにできれば、数年や数十年の長期スパンで見ると大きな差になります。私は、美容院から1000円カットに変えたところ、値段も安く、クオリティも高いし、10分ほどの短時間で済むので、行きつけの美容院よりも満足度が高くなりました。
  • お金のかかる考え方を見直す:お金の浪費をやめるためには、幸せとストレス解消に関する考え方から見直してください。旅行や高級料理を幸せだと思っていたり、ストレスを買い物や外食で発散したりしていると、あまり効果がないですし、出費が無駄に膨らみます。これらは表面上の解決策であることが多いため、自らの人間関係やストレスへの向き合い方を見直すなどの本当の問題に取り組むことが大切です。

趣味を節約、料理、片付け、ピクニック、好きなことの発信などのお金がかからないものにするのもおすすめです。お金をかけないほうが相手としっかり向き合えたり、人生で役立つスキルを身に付けられたりすることが多いです。

節約をするときの注意点

節約自体が大変だったり、つまらないものだったりすると努力している意味がなくなります。お金を使わない生活を楽しめるようにしましょう。

節約をしているとうえでの注意点を上げておきます。

  • 預金のみは高リスク:お金を使わない生活をしていると、貯金が増えていきます。しかし、預金だけで持っていると円の暴落、インフレで資産価値が落ちてしまうので、株式などを持ってリスクを分散すると安心できます。投資と節約の相性は最高ですし、お金と賢く付き合っていきましょう。
  • 時間を犠牲にしない:節約のために、遠くのスーパーに行く、ポイント活動に時間を費やす、ポイントカードやアプリをたくさん入れるといった時間を削るのはやめましょう。面倒なことを極力減らしつつ、時間を豊かにするというタイムパフォーマンスを意識します。
  • 大切なものには気前よく:普段は節約していても、大切なものにはお金をしっかりと使いましょう。好きなこと、パートナーとのお出かけなどは気前よく支出すると決めておきます。

自分の節約法を家族などに強制するのは、人間関係を壊すのでよくありません。自分本位にならないように気を付けてください。

まとめ:ミニマリズムと節約で豊かに暮らせる

ミニマリストとして節約に励むと、お金の支出を最小限にしつつ、大切なことに集中できます。幸せに生きるために、どうでもいいものを手放して、大事なことにリソースを注ぎましょう。

ミニマリストとして節約するには、必要なモノ以外はすべて捨てることからやってみるといいでしょう。自分が持っているモノをすべて把握して、車、保険、サブスクなど高価なものから処分を検討してみてください。

現代はモノが溢れていますので、質素な暮らしを実践するミニマリズムでラクに生きられます。ミニマリストのメリットとなり方については以下の記事をご覧ください。

私は生活を切り詰めて節約するのが嫌いでしたが、無駄を減らして豊かになるという視点だと節約が楽しくなりました。自分にとっていらないものをなくしていくと時間やお金が増えるので、二重で得をした気分になれますよ。

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