趣味をいくつ持っていますか?
趣味がほとんどないという方もいれば、多趣味で時間が足りないという方もいるでしょう。スマホが便利すぎて、気づけば趣味がスマホになってしまっている方もいるかもしれません。
趣味は複数持っているほうが、幸せに生きることができます。幸福に大切な要素である様々な経験と人間関係が手に入るからです。
今回は「複数の趣味が人生を豊かにする」を紹介します。趣味を増やして楽しむ方法や、趣味で疲れを癒すコツ、さらに種類別におすすめの趣味も取り上げています。
複数の趣味で心理的な豊かさを手に入れ、人生を楽しく、ストレスレスに過ごすことができます。「自分には趣味がない…」と思っている方も趣味を新しく作ろうと思えますよ。
趣味が人生を豊かにする
複数の趣味を持っていると心理的な豊かさを得られます。
バージニア大学の研究によると、心理的な豊かさは以下の3つの要素から構成されていることが分かっています。下記に当てはまるほど、心理的に豊かな状態であると言えます。
- 多様性:「私の人生はユニークで珍しい経験に満ちています。」
- 興味深さ:「興味深い経験をたくさんしてきました。」
- 視点の変化:「私は多くのことを見て、多くのことを学んだ。」
趣味からもたらされる多様な経験は、この3つの要素を満たします。視点の変化とは、自分の価値観を変えるような経験によって色々な角度から物事を見れることです。
さまざまな趣味を楽しむことで、多くの体験や人との交流が生まれ、異なる視点から物事を考える力が身に付きます。その結果、人生経験がより豊かで深みのあるものになります。
複数の趣味で得られるもの
心理的な豊かな人は以下の特徴があります。
- 幅広く深い知識がある。
- 複雑かつ柔軟な思考ができる。
- 他人の行動の原因を複数考慮できる。
- 自らの知識が絶対ではないことを知っている。
心理的な豊かな人生を歩んでいると、表面的な知識だけが増えるのではなく、多角的で深い思考が可能になります。博識で難しい問題や人間関係のトラブルに対処できて、謙虚さがあるといった、いわゆる本当に頭が良い人になれるんですね。
多趣味は心理的な豊かさをもたらすだけでなく、以下のメリットがあります。
- 知識の相乗効果を得られる
- 交友関係が広がる
- 複数の世界を持てる
- ストレス解消&リフレッシュ効果
- 飽きにくい
多くのことに興味を持つことで相乗効果を得たり、思いがけもしないチャンスにつながったりします。Apple共同創業者のスティーブ・ジョブズはカリグラフィーを学んだことによりMacの美しいフォントが登場しましたし、レオナルド・ダ・ヴィンチは名画「モナ・リザ」を描く際に解剖学、光と影の性質などの他分野における知識と技術を統合しています。
楽しい活動の増やし方
カンザス大学の研究によると、楽しい活動ほどストレスの軽減や肥満の改善、身体能力の向上、そしてポジティブな感情の増加などの効果があることが明らかになっています。そのため、自分にとって楽しい活動をいくつか持っておくといいでしょう。
楽しい活動を増やすためには、楽しむためのスキルを鍛えることも重要です。日常の活動やつまらないと感じていたことでも、工夫次第で楽しくすることができます。
楽しさを増やすには、次のことを意識しましょう。
- 集中:活動そのものに集中します。余計な考えやプレッシャーが消えるため、純粋にその体験を楽しむことができ、よりポジティブな感情を得やすくなります。
- 変化:新しいことを取り入れましょう。ドーパミンが分泌されて、快楽を感じるとともに、日頃のマンネリから脱却できます。
- 発見:面白さを見出します。結果に注目するのではなく、プロセス自体や自らの成長を楽しむことで活動そのものに満足感をより感じられます。
私はランニングだと走っている時の爽快感、筋トレだったら体の成長を大事にしています。ちょっと意識するだけでも楽しくなりますよ。
趣味で疲れを癒すコツ
複数の趣味を持つことで、状況に応じて適切に使い分けることができます。
趣味を「頭脳系」「運動系」「リラックス系」の3つに分けてみましょう。頭を使うと脳に疲労が溜まり、運動すれば筋肉が疲労します。大切なのは、活動のバランスを取ることです。
疲労の種類に合わせて、どの趣味を楽しむか選んでみてください。脳疲労を感じるなら、運動でリフレッシュしたり、しっかりと睡眠を取ることが有効です。たとえば、頭を使う仕事をしている方は、週末に運動系の活動を増やすなど、バランスを意識すると良いでしょう。
もし、趣味が3つのうちどれかに偏っていると感じる場合は、他の種類の趣味を日常的に取り入れるよう心がけてみてください。
種類別のおすすめの趣味
趣味は純粋に楽しめるものを選びましょう。自分なりに楽しいポイントを見つけたり、同じ趣味を持つ仲間を見つけたりするとより継続しやすくなります。
趣味にメリットを求め過ぎずに、「楽しい」という感覚を大切にすることも重要です。趣味を常に何かの役に立てようと考えると逆に疲れてしまいますし、生産性を意識しない活動のほうが、リフレッシュ効果が高まります。
種類別のおすすめの趣味は以下の通りになります。
- 頭脳系:クリエイティブな活動、読書、投資
- 運動系:スポーツ、筋トレ、有酸素運動
- リラックス系:睡眠、瞑想、温泉やサウナ
どれも費用があまりかからず、手軽に始められるものばかりです。また、人間関係は人生の幸福度に大きく関わってきますので、人と交流できるような趣味を1つでも持っておくといいですね。
まとめ:複数の趣味は豊かな人生になる
複数の趣味は、日常を楽しくさせるだけでなく、自分の世界を広げてくれます。新しい経験や人とのつながりをもたらし、人生に深みを与えてくれます。
もし毎日が単調で飽きてしまったと感じるなら、新しい趣味を探してみてください。最初から自分に合わないと決めつけず、好奇心を持って新しいことに挑戦すれば、心から楽しめるものに巡り合えるでしょう。
そもそも1日の時間がないという方は「ミニマリズム」がおすすめです。ミニマリストになる方法は以下の記事をご覧ください。
私は読書や執筆などの頭脳系の趣味しかなかったんですが、ジムに通い始めたところ、筋トレ、ランニングにドハマりしました笑。運動後はスパとサウナも楽しめるので、「なんか疲れたな…」と感じたら、ジムでリフレッシュするのが今の楽しみです。