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読書療法で自分の問題を解決できるヒーローになれる!セルフヘルプを極めよう

2022年1月16日

悩みがある…
成長したい…

このような思いは誰もが持っていると思います。
これらを解決する方法があります。

それは、「読書療法」です。
読書療法によって、自分の抱える問題だけでなく、他人の抱える問題も解決できるように助けとなることができます。

私自身は自分に対して読書療法を実践してきました。
過去の出来事を思い出してはくよくよ悩んだりしてメンタル面ですごく脆かったのですが、読書療法のセルフヘルプで今ではあまり気にしないようになりました。
その他にも仕事や人間関係の問題など様々な場面で本を参考に試行錯誤を繰り返しています。

人生を生き抜く上でかなり万能な問題解決手法「読書療法」を紹介していきたいと思います。

読書療法とは?

読書療法とは 、人々が抱える問題を本で解決する方法です。
他者に対しては、人々が抱える問題を本で支援する手法となります。
読書療法は、様々な本を使って、人が抱える問題を解決するので、幅広い問題に対処できます。
読書療法は様々な呼び名があり、読書セラピー、ビブリオセラピー(bibliotherapy)などと呼ばれます。

現代の読書療法の発端となったのは、アラバマ大学の研究で行われたうつ病気の治療に優れた自助本を読むだけの効果を調べるというものでした。

その結果、

  • 読書療法には抗うつ薬に匹敵する効果がある

ことが分かりました。

最近の研究でもその効果が確認されており、読書療法によって、ベックうつ病調査表、ハミルトンうつ病評価尺度のうつ病スコアが下がったことが明らかになりました。
驚くべきことに、抗うつ薬治療よりも読書療法のほうが脱落者が少なく、3年後の追跡調査では患者の半分以上が気分が改善し続けたと答え、72%がうつ症状の診断基準に満たなかったのです。

読書療法は読書するという行為が含まれているので、自分自身の好みや効果に合わせて、本の種類を変えたり、試行錯誤できます
抗うつ薬治療よりも読書療法のほうが自分で症状をコントロールできるという自己効力感が高まりますよね。

イギリスでは読書療法を代替医療として政府が認定していまして、読者セラピストがうつ、ストレス、不安に悩む患者にオーダーメイドの本を処方します。
かかりつけの医者から薬などを処方されると共に本も処方されるという仕組みになっています。
読書療法はニュージーランドでも導入されており、イスラエルでは読書セラピストが国家資格になっています。

読書療法は、本を読んで様々な問題を解決するというセルフヘルプできるという強みがあります。

読書療法の効果

読書療法は本を使うので療法としての効果だけでなく、読書の恩恵も受けることができます。
読書自体の効果も豊富にあるため、今回は読書療法の主な効果を紹介します。

  • ストレスが68%減少(R)
  • うつ病・不安症状緩和(R)
  • 長生き効果(R)
  • 気持ちの切り替え(R)
  • 共感力を高める(R)

ストレスが68%も減少するのはすごいですよね。
他にもうつ、不安などに効果があるので、読書療法を日常的に取り入れてみると良いでしょう。

さらに、読書療法はAIによっても効果が確認されています。
人工知能「AIひろし」の分析によると「健康には運動や食事よりも読書が大事」という結果が出ています。
対象者は北海道から沖縄までの65歳以上の41万人で、生活習慣や行動に関するアンケートの回答を分析しています。
質問数は600以上、10年以上にわたって追跡調査を行った大規模なデータ(R)となっています。

600以上の質問から健康要素と不健康要素をAIが分析してくれています。
結果としては、

・「スポーツグループに週1回参加」 
健康要素39:不健康要素0
・「野菜や果物を毎日2回以上食べる」 
健康要素99:不健康要素6
「本や雑誌を読む」
健康要素119:不健康要素0

という結果が出ています。
運動や食事も健康要素に結びついていますね。
意外なことに、読書の健康要素がぶっちぎりで高いですね。
読書で様々な知識が得られる効果なのかもしれませんね。

読書療法は本を使うので、適用範囲は心理療法、ダイエット、自己洞察、非行の矯正、教育相談など幅広く使用できます。
本のジャンルはほぼ無限と言ってもいいので、読書療法の効果もそれに類するものとなっています。

読書療法の実践法

読書療法は一人で本を読んで実践できます。
読書セラピストと対面で行うこともできますし、読書会という形で集団的に行うこともあります。
読書療法は1人から複数人まで好みや効果に応じて使い分けることができます。

具体的には、うつ病の人には「いやな気分よ、さようなら コンパクト版」などの本が使われており、悩みに応じた本を使いましょう。

読書療法は様々な資料を使うことができます。
本の中でも漫画、実用書、専門書、小説、アートなどジャンルは多種多様です。

本だけでなく、補足資料を用いることができます。
具体的には、イラスト・写真などの視覚資料、本の中で出てくる花や食べ物などの実物資料、落ち着いた音楽・雨音などの聴覚資料を活用できます。
小さい文字が見えない方向けに大きい活字本、目の見えない方向けにオーディオブックを使用することができます。
目的に応じて、柔軟に使い分けましょう。

読書療法は自分、個人の相手、集団の相手に適用することができます。
各人に合わせた効果的な読書療法を模索しながら実践しましょう。

まとめ:読書には無限の可能性がある

読書から得られる知識は膨大です。
読書療法の利点は、本の知識を療法として活用できることにあります。
そして、セルフヘルプとしても使えるので、読書療法で自分自身が自分のカウンセラーとなることができます。

読書療法を経験として積み重ねることで、自分や他人のカウンセラーとして上達していきます。
読書セラピストの本をおすすめ本として最後に紹介していますので、参考にしてください。

私自身の話で言えば、自分の悩みは本で解決したものが多かったです。
問題が発生したら、関連する本を読んで解決するというサイクルを現在も繰り返しています。
おかげさまで自分の仕事や私生活でのパフォーマンスが上がり、生活の質も高くなり、人間関係も安定するようになりました。

読書療法をまずはセルフヘルプとして活用してみてくださいね。
様々な問題を解決でき、他者を支援することができるようになりますよ。

読書療法・読書のおすすめ本

心と体がラクになる読書セラピー
こちらの本は読書セラピーで不安があったり、心を癒やしたいときに本を活用する方法を主に教えてくれます。
こちらの本では自分の状況や感情に合わせたおすすめ本を紹介してくれていますので、気分に合わせた読書ガイドとして使用できます。
読書セラピー自体も詳しく説明してくれていますので、読書セラピーに興味がある方にもおすすめですよ。

知識を操る超読書術
こちらの本は科学的に効果的な読書法を教えてくれます。
本を読む目的を明確化したり、自分の好奇心をを使って記憶力を高める方法など読書に役立つノウハウを知ることで、読書をより効果的にすることができますよ。
読書のモチベーションが維持できない、難しい専門書を理解したいという読書の初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。

参考文献
・いやな気分よ、さようなら コンパクト版
・心と体がラクになる読書セラピー

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