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自由時間は少なすぎても多すぎても幸福度が下がる!という研究

2021年9月22日

みなさんは自由な時間がもっと欲しいと思いますか?
「時は金なり」という言葉もあるので、ほとんどの人は時間がもっと欲しいと思ったのではないでしょうか。
しかし、自由時間が多すぎて持て余すと主観的幸福度が下がる可能性があります。

今回は、「過度な自由時間は主観的幸福度を下げるかも?」というペンシルベニア大学の研究(R)を紹介します。

4つの研究があり、総計42,925人が対象となっていまして、個人の自由時間の量と主観的幸福度との関係を調べました。
また、自由時間をどのように過ごしたかを聞き取っています。

結果は、

  • 主観的幸福感は、自由時間が0時間から2時間で増加し、2時間から5時間でピークに達し、5時間を超えると減少する
  • 自由時間が2時間未満の場合は「少なすぎる」、5時間以上の場合は「多すぎる」と判断できる
  • 自由時間が多すぎると、生産性や目的意識が損なわれるため、全体的な満足度が低下する
  • しかし、生産的な時間を過ごす場合、自由時間が5時間以上でも幸福度は下がらなかった

確かに、自由時間が多すぎて暇だなーと感じることはありますね。
平日は少しでも自由時間を増やして、休日は自由時間を2〜5時間くらいにするのがいいでしょう。
自由時間が長い場合は、学習、運動、人との交流などの生産的な時間を過ごすといいですね。

研究チームは次のように言っています。

今回の結果は、退職時や離職時など、個人が自由な時間を持て余している場合には、新たに得られた時間を目的を持って(例えば、生産的に使ったり、人とつながったりして)過ごすことが有益であることを示唆している。これらの結果は、定年退職者を対象とした先行研究で、定年退職者の幸福度は、社会的交流の度合いやクラブやボランティア活動への参加に依存することが示されていることと一致する。

幸福度を高めるためには、目的を持って生産的に自由時間を使うことが大事と言えそうですね。

人生の目的や目標に向かって、まずは小さくてもいいので行動しましょう。
小さくても続けることで習慣化されるため、望む行動を自動的にできるようになりますよ。

人生の目的や目標に向かって行動するためのおすすめ本
良い戦略、悪い戦略
人生の目的や目標に向かって行動するには自分の理想や価値観を反映した「最終目標」、最終目標を達成するための具体的な行動プランである「戦略目標」を考える必要があります。
こちらの本は最終目標を達成するために、どのような戦略を立てればいいのかを教えてくれます。
良い戦略、悪い戦略の具体例を挙げて、大事なポイントを説明してくれていますよ。

小さな習慣
何かを続けるためには習慣化が有効です。
こちらの本は、良い行動を習慣化させるための方法を教えてくれます。
こちらの本を読めば、運動などの難しい習慣も簡単に習慣化させることができますよ。
良い習慣を身につければ、より良い人生を送ることができますので、全世代におすすめの本です。

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