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成長するために知っておくべき3つのゾーンとは?

2021年5月29日

みなさんは毎日、成長していると感じていますか?
もし成長していないと感じるなら、その原因はコンフォートゾーンの中にいるからです。

今回は、「成長するために必要な3つのゾーン」について、紹介します。

結論から申し上げると、
成長は、コンフォートゾーンの外から飛び出して新しい挑戦をすることで得られる。

コンフォートゾーンは、ミシガン大学ビジネススクールのノール・M・ティシー教授が提唱したものです。

コンフォートゾーンは、慣れていることを反復する不安がない環境です。
慣れていることを反復するだけなので成長はありません。

ノール・M・ティシー教授は、他にもラーニングゾーン、パニックゾーンがあると言っています。

ラーニングゾーンとは、新しいことに挑戦している不安がある環境です。
新しいことに挑戦することで学びがあるため、成長できます。

パニックゾーンとは、自分の能力では全く対応できない不安が過多な環境です。
心身への負荷や不安が大きすぎるため、パフォーマンスが下がってしまいます。

各ゾーンは、円形をしており、コンフォートゾーンをラーニングゾーンが包み込んでいます。
さらにラーニングゾーンをパニックゾーンが包み込んでいます。

円のサイズで言うとコンフォートゾーン<ラーニングゾーン<パニックゾーンとなります。

コンフォートゾーンは慣れ親しんだ安全な環境で居心地が良いため、そこに居座りたくなってしまいます。
しかし、コンフォートゾーン内にいるだけでは成長できません。
コンフォートゾーンの外側に行く必要があります。

自らの成長のために、
慣れ親しんだ環境であるコンフォートから飛び出し、ラーニングゾーンで新しいスキルを学んだり、新たな人間関係を築いたりすることが大切です。

ラーニングゾーンで知識や技能を得ることによって、ラーニングゾーンがコンフォートゾーンに変わり、コンフォートゾーンが外側に広がっていきます。
さらに新しいことに挑戦するというサイクルを続けることで自らを成長させて、コンフォートゾーン、ラーニングゾーンを増やすことができます。
また、自分の能力が上がるため、パニックゾーンは減っていきます。

新しいことに挑戦すると言われると、第二言語やプログラミングスキルの習得、資格の取得、事業の立ち上げなどの大きな目標をイメージするかもしれません。
しかし、いきなり大きな目標を掲げて達成しようとすると、パニックゾーンに身を置くことになってしまい、大きな失敗をする可能性が高くなります。
コンフォートゾーンの外を少しだけ飛び出て、コンフォートゾーン寄りのラーニングゾーンを目指すと良いでしょう。

新しい挑戦をする際に、おすすめなのは小さな行動から始めることです。
新しい行動を小さく始めることで、リスクを最小限に抑えることができます。
具体的には、「寝る前に本を最低でも1ページ読む」、「自宅で毎日、腕立て伏せ1回以上する」などとするといいでしょう。

自分を成長させることで結果的に自由を手に入れることができます。
みなさんもコンフォートゾーンから飛び出して、新しい挑戦をしてみてくださいね。

おすすめ本
小さな習慣
新しい行動を始める際には、小さな行動にすることで習慣化しやすくなります。
この本は新たな行動を小さく始めて習慣化するための方法を詳しく解説しています。
この習慣化の方法を知ることで、今まで三日坊主だった行動も習慣化することができます。

RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる
こちらの本は、一流アスリート、芸術家などがどのようにして自分の能力の幅を広げて、パフォーマンスを高めているのかを教えてくれます。
能力の幅を広げる具体的なメリットも書いてあるので、これから新しいことに挑戦したいと考えている方やお子さんを持つ方におすすめです。

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