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住む場所の科学的な決め方!選ぶポイントとその効果を解説

2022年4月24日

・住む場所が決められない
・どこに住んだらいいのか分からない
・生活の質を上げるようなところに住みたい

このような悩みはありませんか?
今回は、住む場所探しの考え方、住む場所のポイント、効果を解説していきます。

科学的に効果がある住む場所の決め方が分かるようになりますよ。
それでは説明していきます。

住む場所探しで大事な考え方

住む場所探しで大事な考え方は、最高の住まいは年齢や状況で変化するということです。

自分が予想したとおりの人生を歩む人はほとんどいません。
家族内の出来事や災害なども含めると、さらに予測不可能になります。
住む場所についても同じことが言えます。

家族が増えれば広い場所に住みたくなりますし、お金を貯めるために狭い場所を選ぶ人もいるでしょう。
その他にも転職、結婚、家族の介護、急な病気などの自分の状況次第で最高の住む場所は変わります。

住みたい場所が変わることを前提に考えて、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
特に持ち家の多額のローンなどは気をつける必要があります。
いざというときには引っ越しをすぐにでもできるような体制を作っておきましょう。

科学的な住む場所のポイント

科学的に効果がある住む場所を紹介します。
全部満たすところはあまりないと思いますので、自分が大事なポイントを押さえましょう。

1、景色が良い

住む場所は景色が良い場所にしましょう。

景色が良い場所にいると幸福度が高まることが研究で判明しています。
景色が良いというのは主観的な感覚で決めてかまいません。
自宅から海や木などの自然や手入れされた庭、綺麗な夜景が見えるなどといったことですね。

自宅からの景色が良くないのであれば、部屋の空間をおしゃれにコーディネートしましょう。
アートを飾ったり、部屋の色合いをデザインしたりするのがおすすめです。

好きな景色が見えるところを選びましょう。

2、年収の高い地域

年収の高い地域に住むと自分の年収も高くなる可能性があります。

アメリカの調査では、年収が高い都市の高卒者は年収が低い都市の大卒者よりも年収が高いことが分かっています。
大卒者は高卒者よりも一般的に年収が高いのに住む場所の違いで大卒者よりも高い給料をもらっているのです。
この現象は個々の職務経験や教育レベル、IQの違いを考慮しても確認されています。

日本の調査を見ると、年収が1番高い東京では平均年収が約597.7万円、全国の平均年収が約492.3万円となっています。
東京は年収が100万円ほど高い計算となり、大きな差があることが分かりますね。

年収が高い地域だと教育レベルの高い、高技能の働き手が多いので、自分の年収も上がるし、寿命も伸びる傾向にあります。
さらに教育レベルの高い地域で社会的交流があると、知識の伝播が起こり、創造性や生産性を高められるといった効果も期待できます。

3、自然に近い

緑が多いところに住みましょう。
自然の恩恵を受けることができます。

自然のメリットは数多くの研究で確認できています。

自然の近くに住むと、

といった効果があります。
緑は特に心身の健康に役立つことが分かりますね。

木々だけに限らずに、海の近くに住むだけでもメンタルヘルスの低下を緩やかにする効果が確認できています。
川などの水辺の近くに住むのも健康上のメリットがありますよ。
近くに緑がないときは、部屋に観葉植物を置いたり、ヒノキの香りを焚いたり、自然音を聴いたりしましょう。

自然の健康効果は信頼性が高いので、優先的に公園や緑地が近くにあるかを確かめてみるといいですね。

4、通勤時間が短い

通勤時間を少なくしましょう。

通勤時間と幸福度を調べた研究によると、通勤時間が長いと、仕事、余暇の満足度が減少することが判明しました。
さらにストレスが増え、メンタルヘルスの状態が悪化します。
その中でもバス通勤は他の通勤方法よりもネガティブな影響が大きいので、避けましょう。

通勤時間が長いと自由にできる時間が限られてしまいます。
実際に通勤時間が増えるほど、運動や睡眠の時間が少なくなるという研究もあります。
どうしても通勤時間が長くなるのであれば、グリーン車でゆったりと座ったり、リモートワークで仕事をしたりしましょう。

会社から近い場所に住んでみてくださいね。

5、騒音レベルが低い

住む場所を選ぶときは車、電車、飛行機の騒音レベルが低いところを基準にしましょう。
騒音は集中力を削ぐだけでなく、健康に悪影響を与えます。

騒音と健康リスクを調べた研究では、車や鉄道の騒音レベルが高い場所に住むと認知症の増加心血管リスクの上昇と関連があることが分かっています。
数値で言えば、50dBの鉄道や交通の騒音を超えないようにするといいですね。
50dBは、普通の会話やエアコンの室外機、換気扇が発する音と同じレベルですね。

具体的な基準としては、鉄道路線、飛行機ルート、幹線道路の近くは避けるといいですね。
すでに近隣に住んでいるという方は、遮音窓、遮音カーテン、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンなどを使うのも有効です。

騒音は自分が気にならないと思っていても、集中力や健康への悪影響があるため、注意しましょう。

6、大気汚染が少ない

大気汚染が少ないところに住みましょう。
車の交通量、工場の生産活動が多く、人口密度が高いところでは大気汚染のレベルが高くなります。

大気汚染による健康への影響を調べた研究によると、大気汚染レベルが高いところでは、うつ症状を増加させたり高血圧の発生率を高めたりすることが分かっています。
生活の便利さを考えると都市部の魅力に注目しがちですが、人や交通量が多いデメリットも考慮しましょう。

ちなみに大気汚染はHEPAフィルターの空気清浄機や緑で和らげることができるので、必要に応じて取り入れてみてください。
大気汚染が多い都市でも体を動かすことで大気汚染によるデメリットを緩和することができますよ。

まとめ:住む場所の選択は自分の生活に大きな影響を与える

住む場所は自分の健康や行動に大きな影響を与えます。
近くにスポーツジムがあれば運動を継続しやすくなり、ファストフード店があればジャンクフードを食べやすくなります。
住む場所を決めるにあたっては、日当たりや家族や友人との距離、自分の趣味嗜好なども大切な要素です。

住む場所を意図的に選ぶことで、自分が望む効果を得ることができます。

個人的には緑が多く、通勤時間が短く、幹線道路や線路沿いを避けて、住居を選んでいます。
あとは、カフェや書店があるかなどの自分の好きなポイントで判断していることが多いですね。

住む場所を決めるときは今回紹介したポイントをチェックしてみましょう。

住む場所を決めるためのおすすめ本

年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
こちらの本は経済的変化の視点から住む場所によって、なぜ収入が決まるのかを解説しています。
近年のイノベーションの発生は一極集中しており、住む場所によって、住民の年収、教育レベルの格差が生まれています。
こちらの本を読むことで、自分の起業場所、自分が住む場所を選ぶ1つの指針となりますよ。

NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方
この本は自然がストレスを激減させ、脳機能を高めることなどの自然の恩恵を科学的に説明してくれています。
日々の生活での森林浴、自然音を聴く、木々の匂いを嗅ぐなどの様々な手法を紹介しています。
自然を日常に取り入れることで、自然の効果を最大限得ることができますよ。
自然を楽しみつつ効果を得るために住む場所も考えさせる本となっています。

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