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シンプルに生きると余裕ができる!自分の価値観に沿った行動をしてみよう

2022年8月13日

「シンプルさは究極の洗練である」
「質素であることは最も素敵なことだ」

これらの言葉は世界で一番有名な絵「モナ・リザ」を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチが言ったとされています。レオナルドは画家としてだけでなく、ヘリコプターの原型を作ったり、人体を解剖したりもしている多才な人物です。

シンプルに生きることで、やることや情報量を減らし、精神的・時間的に余裕を持って生きることができます。シンプルな生活では無駄なモノ、行動を減らすことを意識しましょう。

今回の記事では、「シンプルに生きる方法」を紹介します。

いつも時間がない、やることが多すぎると感じている方は読んでいってくださいね。

シンプルに生きるメリット

自由な時間が増える

シンプルに生きることは無駄を削ぎ落とすことです。
やること、モノを最適化するため、自由な時間が増えます。

自由な時間を増やすには、

  1. 行動を効率化する
  2. 行動自体をしない

ことが必要です。そして、行動自体をカットするほうが時間を多く増やせます。

スーパーでの買い物を効率化するよりも、スーパーに行かずにネットスーパーを使ったほうが時短になります。ネットニュースを何度も効率的に閲覧するよりも、1日1回確認するほうが早くなりますよね。

2012年の研究では、時間がないと感じている人は判断を誤りやすくなることが明らかになっています。「時間が足りない!」と思うと、思考にプレッシャーがかかり、間違った判断をしやすくなってしまうのです。

たくさんのことをやろうとタスクを次々に切り替えると脳に多くの注意力を使わせてしまい、集中力も低下してしまいます。短い時間でたくさんことをやるよりも、そもそもやらないという考え方を大切にしましょう。

お金が貯まる

無駄な出費が減るため、お金が貯まります。

貯金があると、転職や退職、好きなことをするという挑戦がしやすくなります。いざというときに思い切った行動をするための保険にもなります。

お金を貯めることは守りの姿勢と思われがちです。貯蓄は自分や家族の金銭面の心配をなくして、新しい挑戦に専念できるので、攻めの姿勢につながります。

お金の心配がIQを下げることがウォーリック大学の研究により分かっています。お金がないと金銭面の心配について考え始めるため、他のことに集中できなくなってしまいます。

1年間働かなくてもいい貯金がある人は3ヶ月分の生活費しか貯金していない人と比べて、当面の生活を気にする必要がないため、長期的な視点で物事を考えられますよね。時間やお金への焦りは人の判断を鈍らせますので、賢明な判断をするためにもある程度のお金はあったほうがいいでしょう。

お金が貯まる生活は様々な選択肢を増やしてくれます。

大切なことに集中できる

大切なことに集中することができます。
シンプルに生きるには大事な価値観を選ぶ必要があるからです。

シンプルに暮らすにあたって、本当に大切なことを絞り込み、無駄なモノや行動を減らします。自分で選んだことに集中的に時間などのリソースを割り当てられるため、成果が出やすくなります。

やりたいことを選択・集中して、無理なく続けられるんですね。私は暇なときにスマホでよくネットサーフィンしていたのですが、結局、寝る時間まで削っていたことに気づきやめました。今ではペットボトルのラベルを剥がす時間がもったいないとラベルレスのものを買っています(笑)。

シンプルライフは自分らしく生きることにつながります。

余裕ができて豊かになる

シンプルライフは、次々とやることが無限に湧いてくるのではなく、実践するほどやることが減っていきます。

人は何か足りないと何かを増やすことを考えてしまいますが、少なくすることをまず考えてみましょう。

1日のタスクが少なくなると、時間に空白ができ、精神的に余裕ができますよね。やることがたくさんあるという焦燥感もなくなります。

生活をシンプルにして、少なく豊かに生きましょう。

シンプルに生きる方法

それでは実践的にシンプルに生きる方法を紹介していきます。行動とモノを軸に生活を洗練させていくと良いですよ。

1、やることを決める

自分の価値観を明確にして、やることを決めます。

自分の価値観に優先順位をつけて、やることを必要最小限まで絞りこみます。やることが決まったら、1日のスケジュールに落とし込んでみましょう。

家族や友達と過ごす、投資の勉強、ランニングなどの活動時間を把握することで振り返りが容易になり、改善点が明らかになります。

毎日が疲れぎみだったら最優先で十分な睡眠時間を確保し、それでも疲労が取れないようなら日中に休憩時間を増やすなどの対策が取れます。

やりたいことの時間が取れるようにスケジュールを組みましょう。

2、やらないことを決める

やることに続いて、やらないことも決めます。
なぜなら、やることを決めただけでは無駄なことを減らしきれないからです。

日常の生活から無駄な行動を特定して、別のやりたい行動に置き換えます。習慣的な行動、やることでも減らせることがあるので、まずは本当に必要なのか疑ってみることが大切です。

特に自分の重要な価値観に合わないスマホ使用はやめましょう。スマホは中毒性が高く、
スマホ依存症という言葉があるくらいです。

スクリーンタイムが1日2時間以上の人は、片頭痛を訴える可能性が高いという研究もあります。他にもI型糖尿病、肥満、慢性的な疲労とスクリーンタイムは関連しており、スマホなどのデジタル機器の過度な使用は身体に悪影響を及ぼします。

スマホは意識していないと、使用時間がどんどん増えていくので、意図的にセーブするくらいでちょうどいいです。私はスマホで情報収集としてニュースを1日30分から1時間ほど使って確認していましたが、わざわざ時間を費やすほど役に立っていないと気づいたのでやらなくなりました。

常日頃から生活の中で無駄なことを探して減らしていきましょう。

3、断捨離する

モノを断捨離しましょう。
断捨離は意思決定と行動のスピードが上げます。

モノが少ないと選択肢が絞られるため、どれを選べばいいのかを考える時間が減り、すぐに取り出すことができます。また、きちんと整理整頓された状態を保つためのメンテナンスにかけるエネルギーも少なくなります。

自宅、職場、外出時に持っていくモノは必要最小限にしましょう。モノは必要最小限にすると決めておくと無駄なモノを買わなくなります。

モノを買うときはこのアイテムがなくてもいい方法を探してみましょう。考えてみたら、今あるモノで代用できるため、新しいモノがいらないということもあります。

4、ルーティン化する

ルーティン化を取り入れましょう。
やることを固定することで手間や時間を最小化できます。

ルーティン化はタスク、手順、やり方を決めておくことを言います。いちいち考えたりする手間が減るのが大きなメリットなんですね。

ルーティン化は毎日すること、文章の書き方、勉強するタイミングなど幅広く適用できます。仕事の服は色々な服から組み合わせを選ぶのではなく、Apple創業者のスティーブ・ジョブズのように服の一式を決めておいて着回すといったことにも使えるんですね。

シンプルな生活とルーティン化は相性が良いです。

まとめ:シンプルに生きるとは行動に優先順位を付けること

シンプルに生きることで人生の優先順位が明確になります。人生で過ごせる時間は限られているため、時間は貴重な資源と言えます。

やることが増えている現代人にとって、シンプルな生活はより幸福に生きるための方法と言っても過言ではありません。やることはより少なくして、人生をより豊かにしていきましょう。

私は最近、スマホの利用時間を減らしたため、睡眠時間が増えました。やらないことを明確にすることで1日の時間が増えて、焦燥感が和らぎ、リラックスして過ごせるようになりましたよ。

シンプルに生きるためのおすすめ本

デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する
この本はデジタルなどのテクノロジーに対してシンプルに生きる哲学を教えてくれます。
自分の大切なものに集中するためにどのようにテクノロジーと向き合っていけばいいのかという方向性を知ることができます。
スマホやデジタル疲れを感じている人は読んでみてください。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
エッセンシャル思考とは、時間、エネルギーを最小限にして、成果を最大にするという考え方です。
成果を最大にするための選択と集中、エッセンシャル思考の自動化などの様々なテクニックも紹介してくれています。
こちらの本を読めば、人生をシンプルにして、パフォーマンスを高めることができます。
現状に行き詰まりを感じている、自分の人生を生きたいと感じている方におすすめの本です

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