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心が休まらないときの5つの対処法!戦略的に疲れを取ろう

2022年7月22日

「何か疲れた」
「やる気が起こらない」

これらの悩みは、「心の疲れ」が原因かもしれません。

心が疲れると、ダルくてやる気が出ない、人間関係に疲れた、と感じやすくなります。
身体があなたを外部の脅威から遠ざけようとしているんですね。

今回は、

  • 心が休まらない原因
  • 心を休めるポイント
  • 心を休める5つの対処法

を解説していきます。

本記事を読んで、心の疲れを癒やしましょう。

心が休まらない原因

心が休まらない原因は次の理由が考えられます。

  • 精神的に休みが足りていない
  • 色々と考え過ぎてしまう

それぞれを説明していきます。

精神的に休みが足りていない

心の疲労は、仕事、プライベートで休めていないことが原因です。
精神的に休むことを意識しましょう。

現代ではスマホが中毒症状と言えるほど、人の行動を変えています。
休み時間中に、SNSで他人の投稿を見て、自分と比較して落ち込んだりする人は、無意識に心を疲れさせています。
精神的に負荷のかかるネットニュース、メッセージのやり取り、ゲームなどでも精神的に疲労します。
プライベートでも休むことがないので、常に疲弊しているように感じてしまうのです。

真面目な人ほど限界を超えてしまいやすいので、注意が必要です。
「頑張り過ぎた結果、燃え尽きた…」とならないようにしましょう
限界に達してしまい、すべてを放り投げる前に休みましょう。

精神的に疲弊しないためには、休みを正しく取ることが大切です。

色々と考え過ぎてしまう

考え過ぎは脳の疲労の原因となります。
考え過ぎは、色々と休みなく考えてしまい、脳が疲れたと感じることですね。

考え過ぎが厄介なのは、休む時間を設けても、人の脳は次から次へと物事を勝手に考え出してしまうことです。
思考があちこちに飛んだ結果、全く休まらなかったという経験は誰にでもありますよね。
思考の拡散は創造的なアイデアが出るなどのメリットもありますが、休息には逆効果になります。

特に「反芻思考」は精神的に悪影響があるので注意しましょう。
「反芻思考」とは、過去の嫌な出来事、仕事の失敗を繰り返し思い出したり、考えたりしてしまうことです。
嫌な出来事に囚われていると、ネガティブな気分になり、脳疲労を引き起こします。
反芻思考はうつ病、不安神経症と関連が強いという研究もあります。
さらに問題解決の邪魔にさえなるかもしれないということが分かっています。

「明日の仕事が嫌だ」「あの人に会いたくない」と未来のストレスを考えることもストレスになってしまいます。
明日のストレスのことを考えるよりも、解決策を考えるなどの今できることをしましょう。

心が休まらないと感じる場合、まずはこれらの原因に対処することが大切です。

心を休めるポイント

心を休めるポイントを紹介します。
これらのポイントを日常に取り入れるだけで心が休まりますよ。

休む時間を作る

休む時間を作りましょう。
休息を生活のルーティンに計画的に加えることが大切です。

休まないでいると、生産性が急低下します。
活動⇨休みのサイクルを繰り返すことで生産性が上がるんですね。
コンディションが良好になるように活動と休みの時間を調整しましょう。

次のように実践してみると良いでしょう。

  • 午後6時以降は仕事をしない
  • 1日に1時間はスマホを使わずに休憩する

私は湯船に入って疲れを癒やす時間を設けています。
頭を使わない時間を作りましょう。

今に集中する

今に集中しましょう。
今に集中することで過去や未来を考える時間が減ります。

今に集中できる人は、疲労が少ないです。
ぼーっとしているときに、様々な思考が思い浮かんできます。
人はネガティブなことを自然と考えてしまう傾向があります。
目の前の物事に集中していると、嫌な出来事などを考えないようになりますよ。

おすすめなのが、サウナやスポーツです。
サウナは暑くて考えられなくなるので思考をシャットアウトできます。
特にチームスポーツは集中力を要するので他のことを考える余裕がありません。
少しキツめの運動でも良いですよ。

目を閉じる

目を閉じる時間を増やしましょう。
目を閉じることで脳への膨大な情報量を減らせます。

人が受け取る情報の8割は視覚によるものです。
スマホを長時間触っていると情報過多になり、疲れてしまいます。

休憩時に目を閉じる時間を設けましょう。

新しい活動をする

新しい活動をする時間を作りましょう。
これは心を休めるためのアクティブな手法です。

新しい活動で視野を広げることで新たな発見があります。
新しい体験でリラックス法よりもストレスが減るという研究があります。
「自分はできる」という自己効力感が高まり、自分の好きなことを探すきっかけにもなります。
新しい分野の解決法や考え方を参考にして、新たな打開策を発見できたりしますよ。

自分に投資することで、転職などの選択肢が増えて、休みたいときに休めるようになりますよ。

日々のスケジュールにこれらのポイントを取り入れてみてくださいね。

心を休める5つの方法

心を休める5つの方法を紹介します。
まずは少しの時間でもいいので取り入れてみましょう。

1、マインドフルネス

マインドフルネスとは、今この瞬間に集中することです。
今に集中できる活動ならマインドフルネスになります。

マインドフルネスの効果は、

です。
心を休ませることができるんですね。

どんな場面や状況で考え過ぎてしまうのかを思い出してみてください。
その場面や状況でマインドフルネスを取り入れると効果的です。

料理をしているときに考え過ぎるなら、料理をするときの感覚に集中します。
食材の匂いを嗅いだり、触った感覚をいつもより意識してみる。どんな匂いがするか、触った感覚は柔らかいのか、硬いのかと意識を集中します。

「仕事で出さなきゃいけない資料があったな…」と料理に関係のない思考が出てきたら、料理に意識をゆっくりと戻します。
1つのことに意識を集中する練習を積むことで、意識のコントロールが上手くなりますよ。

マインドフルネスを実践できるおすすめの2つの瞑想法を紹介します。

  1. 呼吸瞑想
  2. 歩行瞑想

どちらも手軽にできるのが特徴ですね。
呼吸瞑想は鼻腔を行き来する空気の感覚、歩行瞑想は地面に着いたり離れたりする足裏の感覚に意識を集中させる方法です。
詳しいやり方は『マインドフルネスは最高の集中と休息テクニック!日常での簡単な実践法を紹介』で紹介していますので、参考にしてください。

歯磨き、食べるなどの簡単な活動でもマインドフルネスになります。
好きなものを選びましょう。

2、自然

自然と触れ合いましょう。
自然の中で過ごすとストレスが減るという研究があります。
樹木はフィトンチッドという芳香性揮発物質を発しており、人の自律神経を安定させる、血圧を下げる、疲労感を下げるという癒しの効果があります。

自然の恩恵を最大限に受けるには、自然の中で散歩したり、運動したりするのがいいでしょう。
手軽なものだと、自然音、自然の匂いを嗅ぐ、スマホを自然の待ち受けにするというのもあります。
私は疲れたと感じたときは、BGMとして鳥のさえずりの音を流しています。

緑地や公園などで過ごすといいですよ。

3、昼寝

疲れたときは昼寝をしましょう。
昼寝は最高の休憩になります。

昼寝には次のようなメリットがあります。

疲れを癒す効果以外にも、学習、健康にも役立つんですね。
昼寝は途中でスマホをいじったりできないので、確実に休みが取れる点も魅力的ですね。

睡眠時間が少なくなってしまう方は昼寝を習慣とするといいですね。
昼寝は長すぎると夜の寝つきが悪くなるので、時間は30分以内で午後3時までに取りましょう。
ただし、睡眠不足の方は昼寝は1時間以内にしてもいいですよ。

4、運動

運動は不安を減らして、気分を良くする効果があります。
運動は健康になったり、頭を良くしたりするので、日常に取り入れましょう。

運動の効能を調べた研究を紹介します。

運動には見た目を良くするという研究もあります。
身体的・精神的にも健康にしてくれるんですね。

運動は息が切れるくらいを意識しましょう。
そこそこキツい運動は何も考えられなくなるため、マインドフルネスにもなりやすいですよ。

5、エクスプレッシブライティング

エクスプレッシブライティングをしましょう。
心配や悩みは言語化することで解決しやすくなります。

エクスプレッシブライティングとは、感情を揺さぶられた出来事への深い感情、思考をひたすら書くというテクニックです。
問題や深い感情を言語化することで、頭の中で悩み続けるのではなく、客観的に解決できるようになるんですね。
エクスプレッシブライティングの効果を調べた研究によると、鬱と不安の傾向が改善し、幸福度が向上することが判明しました。
ありのままの感情や思考を思ったままに書き出すことは、メンタルに良いんですね。

心配事について、ずっと考えていると時間の無駄になりますし、心が疲れます。
ただし、心配にも問題解決に効果があるなどの利点があるので、心配する時間を設けて問題の解決策を考えましょう。
悩みごとを書く時間を設けて、その時間に建設的に色々と考えるイメージですね。

問題、感情や思考をどんどん掘り下げることが重要です。
自分の問題をより客観視できるようになりますよ。

まとめ:心を休めるには考えすぎないこと

心を休めるにはまず休息することが大事です。
日頃から疲れないようなスケジュールを作りましょう。

私は日頃からコントロールできることに集中するようにしています。
ネガティブな話題が多いニュースはほとんど見ません。
自分ではどうにもならないことを考えるよりも、今できることに専念しています。
あれこれ考え過ぎないようにすることで、心が疲弊するのを防いでいますよ。

心を休めたい人へのおすすめ本

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
瞑想というと集中力のイメージがありますが、休息法としても使えるということが分かります。
最初にシチュエーションごとに簡単にできる瞑想法を紹介してくれていますので、すぐに実践することができますよ。
ストーリー形式で分かりやすく説明してくれていますので、マインドフルネス入門書としておすすめです。

Opening Up by Writing It Down: How Expressive Writing Improves Health and Eases Emotional Pain
エクスプレッシブライティングの考案者のペネベーカー博士の新しい本になります。
最新の研究を分析し、エクスプレッシブライティングの正しいやり方を教えてくれます。
この本を読めば、ストレス減少、ワーキングメモリや自己理解向上などの効果がさらに得やすくなりますよ。

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