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誰でもコミュ力を鍛えることができる!科学的に効果のある手法を解説

2022年6月12日

「良い人間関係を作りたい」
「コミュニケーション能力を高めたい」

これらは誰もが持っている悩みですよね。
アドラー心理学の創始者アルフレッド・アドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。
誰かに仲間外れにされたり、嫌われたりするのは特に苦痛に感じますよね。

人間関係を良くするために、科学的にコミュ力を高める方法を解説します。

今回の内容は、

  • コミュ力とは?
  • コミュ力を高めるメリット
  • NGなコミュニケーション方法
  • コミュ力を鍛える4つの方法

となっています。

最後にはコミュニケーションに役立つ本を紹介していますので、参考にしてくださいね。

コミュ力とは?

コミュ力とは何でしょうか?

コミュニケーション能力とは、他人と円滑に意思疎通する力のことです。
コミュニケーションは双方向性の会話なので、自分と相手がいることで成り立ちます。

そのため、コミュニケーションでは、

  1. 相手の意図・気持ちを汲み取る力
  2. 自分の意見を伝える力

の2つの力が重要となります。

どちらかが欠けると円滑な会話となりません。
相手の気持ちに合わせ過ぎると自分が疲れますし、自分だけが一方的に話し続けたら相手が嫌になります。
会話やシーンに合わせて、ちょうど良いバランスを見つけましょう。

自分と相手を大切にしつつ、コミュニケーションをすることが重要です。

コミュ力を高めるメリット

コミュニケーションを高めるメリットを紹介します。
以下のようなメリットがあります。

  • 意思疎通が円滑になる
  • 友達や仲間が増える
  • 良い人間関係を築ける

意思疎通がスムーズになることで仕事やプライベートにおける生産性が上がります。
大きなメリットとして、良い人間関係を築くことができることですね。

コミュニケーション能力が高いと相手の気持ちが分かり、自分の意見を上手に伝えられます。
相手と自分にストレスが少ないため、長期的な関係を維持しやすくなります。

良い人間関係を持つことで様々な効果を得られます。
具体的には、

という効果があります。
良い人間関係は健康と幸福に良い影響を与えます。

コミュニケーション能力を高めることで、生産性が上がり、健康と幸福を手に入れやすくなるんですね。

NGなコミュニケーション方法

NGなコミュニケーション方法を紹介します。
以下の項目に当てはまる場合は要注意ですので、気をつけて会話しましょう。

  • 相手の話を聞かない
  • 自分の情報をひたすら隠す
  • 相手を明らかに避ける

相手の話を聞かない人は嫌われますし、自分の情報を隠していると相手から信用されません。
相手を避けると相手に伝わってしまい、余計に仲が悪くなってしまいます。

これらの行為は相手を拒絶しているサインだと受け取られます。
特に自分の情報を秘密にしたり、相手を避けたりすることを無意識にしてしまう人もいるので注意しましょう。

相手が自分をあからさまに嫌っている場合は無理にコミュニケーションを取る必要はありませんが、それ以外の場合は最低限のコミュニケーションを取るようにしましょう、

コミュ力を鍛える4つの方法

コミュニケーション能力を鍛える方法を紹介します。
いずれの方法もコミュニケーションに必須なテクニックですので、意識して身につけましょう。

1、アクティブリスニング

アクティブリスニングをしましょう、
アクティブリスニングは積極的傾聴といい、自分自身に正直でいながらも、話の聞き手として傾聴と共感スキルを使う会話法です。

聞き上手は会話が上手です。
アクティブリスニングを実践すると、相手が自分のことを理解していると感じ、会話の満足度が向上することが分かっています。
さらに、相手から社会的に魅力的だと評価されるという効果もあります。

アクティブリスニングはプロカウンセラーも使う話法です。
具体的なポイントとしては、

  • 話を聞くことに集中する
  • 相手を批評しない
  • 相手の気持ちを言葉にする
  • タイミング良く相づちを打つ
  • アイコンタクトをする
  • オープンでリラックスした姿勢をとる

となります。
相手の気持ちを言葉にするときは、会話を通じて感じられる相手の気持ちを「辛いと感じながらも一生懸命頑張りましたね」、「寂しいんですね」と優しく言葉にしましょう。
小説やドラマ、映画などのフィクションでコミュニケーション能力を上げることができるため、アクティブリスニングと一緒に実践してみるといいですよ。

アクティブリスニングをするだけでもコミュニケーション能力を高めることができます。

2、プレイフルネス

プレイフルネスを会話に取り入れましょう。
プレイフルネスとは楽しさを見つけたり、作り出したりする能力のことです。

プレイフルネスが高い人は大したことのない会話でもユーモアを交えて、楽しいものにします。
プレイフルネスは恋人に求める能力としても1番を争う能力です。
面白い人、楽しい人は男女問わずにモテますよね。

プレイフルネスの簡単な実践法は会話で面白いことや楽しいと思ったことを話すことです。
そのためには、日頃から楽しいことや面白いポイントを意識して探しましょう。
プレイフルネスな出来事を書き出すだけでもプレイフルネスの能力が高まることが研究で判明しています。
プレイフルネスを意識して探すと自分もポジティブになるので一石二鳥です。

私は海外のコメディドラマをよく見ています。
笑いのポイントを簡単に探すことができますし、意志力が高まるといった研究もあるのでおすすめですよ。

会話ではプレイフルネスを意識してみましょう。

3、アサーション

自分の意見を言うときはアサーションを使いましょう。
アサーションとは、相手を尊重しながら自分の意見を言う会話法です。

109組の夫婦を対象にした研究では自分の意見を言えることが長期的な結婚満足度にポジティブな影響を及ぼしていることが分かっています。
問題を解決するために自分の意見をしっかりと言うことは長期的な関係を維持するために不可欠なんですね。

人間関係において、苦痛は避けられません。
全くの他人であれば距離を置くなどして解決できますが、職場の人や家族が相手だとそうはいきません。
我慢をするだけではいつか不満が溜まってしまい、怒りが爆発するか、相手との関係を断ってしまうことになりかねません。
アサーションで自分が嫌だと思っていることを相手に伝えて解決する必要があります。

アサーションを実践するにはDESC法(デスク)を使うといいでしょう。
DESC法はアサーティブに話し合うためのテクニックです。
DESC法では、Describe(描写)、Express(説明)、Suggest(提案)、Choose(選択)の4つのステップで自分の意見を伝えます。
実際には以下のように使います。

1.Describe(描写)
Describeでは解決したい問題を客観的かつ具体的に伝えます。
例)家に帰ってくる時間が遅くなっても連絡がないよね。

2.Express(説明)
Expressでは、自分自身の気持ちを素直に表現します。感情的になって相手を責めずに、問題を解決することに集中しましょう。
例)君に何かあったんじゃないかと心配になるし、ご飯の準備があるから連絡がないと困ってしまうんだ。

3.Suggest(提案)
Suggestでは、問題に対する具体的な解決策を提案します。提案は相手が受け入れられる小さな行動にしましょう。大きな要求をすると失敗しやすくなります。
例)帰る時間が遅くなりそうなら、夜の10時前に何時に帰れるかを連絡してほしい。

4.Choose(選択)
Chooseでは、相手がこちらの提案を受け入れた場合と受け入れなかった場合の2つの対応策を事前に考えておいて、相手の答えに合わせて提示します。
例)
(イエスの場合)ありがとう。助かるよ。
(ノーの場合)遅くなりそうな日があったら先に教えてくれる?それも難しいならご飯の準備は自分でやってほしいんだ。

4ステップで簡単なので使い勝手もいいですね。
重要なポイントは、問題を解決するために建設的に話すこと、提案は相手の立場から考えて受け入れやすいものにすることですね。
相手の行動を大きく変えたい場合は、徐々に行動を変えてもらうといいですよ。

長期的に円満な関係を築くためにアサーションスキルを高めましょう。

4、自己開示

会話で自己開示をしましょう。
自己開示とは、自分の情報を開示することです。

自己開示することで相手から信用され、深い関係を作ることができます。
相手が自分のことを全く話さなかったら、信用できませんよね。
会話中に相手が自己開示してきたら安心したり、自分のことを話そうと感じたりしますよね。

ただ自分の情報を話すことに不安を感じることも多いのも事実です。
自己開示は自分をさらけ出すことなので嫌われる、陰口を叩かれるというリスクもあります。
慣れないうちは、自分の情報を少しずつ自己開示していきましょう。
恋人と金沢に行った、子供と一緒にブルーベリー摘み体験をしたという些細な情報で構いません。
自己開示をすることで相手との共通の話題ができるといった効果もありますよ。

何度も試すことで適切な自己開示の具合が分かってきます。
自己開示をして、仲間を増やしましょう。

まとめ:コミュ力を鍛えるのに大切なことは優しさ

コミュ力を鍛えるために大切なことは自分と相手への優しさです。
自分の気持ちを大事にしつつ、相手の立場で相手の気持ちを考えて、行動してみましょう。

しかし、コミュ力をいくら鍛えても、苦手な人がいなくなったり、人から嫌われなくなったりするわけではありません。
どうしても合わない相手なら無理に合わせ続ける必要はないです。
問題が生じない程度にコミュニケーションができれば差し支えありません。

コミュニケーション能力を高めて、仲が良い人を増やして、質の良い関係を築きましょう。
特定の相手と仲良くなりたい場合は、相手との楽しい体験の時間を増やすことがおすすめです。
一緒に過ごす楽しい時間と親しさにはポジティブな相関があるためです。

人生をより豊かにするためにも、コミュを鍛える方法を使ってみてくださいね。

コミュ力を鍛えるためのおすすめ本

プロカウンセラーの聞く技術
プロカウンセラーの共感の技術
こちらの本の著者達は臨床心理士で、傾聴と共感を実践ベースで教えてくれます。
コミュニケーションにおいて聞くことは話すことより重要ですので、傾聴と共感を学ぶことでコミュ力が高まりますよ。
夫婦・カップルのためのアサーション
自分の考えを述べるときや頼みごとに役立つのが、「アサーション」です。
アサーションで、相手を怒らせることなく、自分の頼みごとや気持ちを言うことができますよ。

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