知識を検索

Growth

昼寝で子供の学業成績がアップするよ!という観察研究

2021年9月3日

いつも昼寝をしていますか?
昼寝は全くしないという方もいるでしょうし、昼寝は欠かせないという方もいると思います。

今回は、「昼寝で子供の学業成績は上がるのか?」を調べた研究(R)を紹介します。

中国の4~6年生の小学生3819人を対象に、昼寝の習慣と昼寝の効果を調べた研究となっています。
具体的には、1週間の昼寝の頻度と平均時間を収集し、小学校6年生の修了前(2011年~2013年)には、生徒の学業成績と行動、自己申告による自制心、幸福感、IQテスト、メタボリック指標などを測定しています。
性別、学年、学校の場所、親の教育、夜の就寝時間を調整した上で、昼寝とそれぞれの効果との関連を評価しました。

その結果は、
昼寝は、学業成績の向上、感情的な問題の減少、幸福感やセルフコントロールの向上、言語性IQの向上と有意に関連していた
・昼寝の頻度や時間によって、昼寝の効果にばらつきが出た
・問題行動の減少については限定的な有意差が認められたが、パフォーマンスIQ、メタボリック指標については有意差がなかった
週に5〜7回の昼寝は、3学年すべてにおいて学業成績のスコアが有意に増加し、昼寝時間が長いほどスコアが高くなった

昼寝は31分以上で頻度が多いほど良い結果と結びついていたものが多かったですね。
厚生労働省の睡眠指針によると大人の方は30分以内の昼寝をするのが推奨されています。
大人でも昼寝をすると、生産性、認知機能、情緒的安定性を向上させることができます。

私は、休み時間中に30分後にタイマーをセットして昼寝しています。
気分もすっきりして、午後も集中力を高く維持できるので昼寝はおすすめです。
昼寝しないと、どうにも集中力が切れやすくなるんですよね。

生産性を上げて気分よく仕事や勉強をするために、休み時間に昼寝をしてみてくださいね。

睡眠のおすすめ本
睡眠こそ最強の解決策である
眠りの仕組み、睡眠の効果、睡眠の適切な仕方を教えてくれます。
正しい睡眠法を実践すれば、認知機能、記憶力、健康状態、精神的安定性が向上します。
睡眠を変えるだけでこれらの効果が得られるので、全世代の方におすすめですよ。

-Growth