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失敗から学んで成功する!「科学的思考」のススメ

2021年11月30日

いつも同じ失敗をしている
現状維持してるだけで成長していない

このように感じていませんか?
これらの悩みを解決する方法があります。

それは「科学的思考」です。

今回は、「失敗から学んで成功する科学的思考」を紹介します。

なぜ失敗から学ぶことが大切なのか?

何で失敗から学ぶことが重要なのでしょうか?

それは、失敗せずに成功だけする人はいないからです。
全てのテスト、スポーツ、人間関係などで常に完全な人はいません。
失敗のフィードバックがあって、改善し続けた結果、成功していることがほとんどです。

電球、蓄音機など1300個ほどの発明品を生み出したことで有名なエジソンは、失敗について数多くの言葉を残しています。

「失敗は積極的にしていきたい。なぜなら、それは成功と同じくらい貴重だからだ。失敗がなければ、何が最適なのかわからないだろう」

偉大な業績を残した人の裏にはたくさんの失敗があります。
むしろ、失敗から学ばなければ、偉大な業績を成し遂げることはできなかったでしょう。

成功するために失敗から学ぶことは必須条件と言えます。

失敗から学ぶための2つの要素

それでは失敗から学ぶための2つの要素を紹介します。

1、科学的思考

1つ目は科学的思考です。

科学では、仮説を立ててテストします。
結果(=データ)を見て、検証をして、新たな仮説を立てるというのが一連の流れです。

科学は常に「仮説」なので、実験や観察によって反証される可能性があります。
しかし、これは科学の弱みではなく、強みと考えることができます。
なぜなら、反証されることによって、失敗が明らかになり、修正されて、より良い仮説になっていくからです。

この科学的思考を日常でも活かして、失敗から学びましょう。

2、システム

2つ目はシステムです。

このシステムは1つ目の科学的思考と深く結びついています。
科学的思考では色々な仮説を試行錯誤してより良い仮説にしていきました。

システムでは、科学的思考で磨いた仮説を自分自身の中に組み入れることです。
具体的には、失敗や学習している中で仮説をテストし、良い仮説を自分や組織の行動、思考などに取り入れます。

システムという名称を使っていますが、習慣と言い換えることもできますよ。

科学的思考で試行錯誤した結果を自分のシステムに組み入れて、より良いシステムを作り上げましょう。

科学的思考の実践法

科学的思考を日常で実践する方法を紹介します。
科学的思考を実践するには、4つのステップからなります。
各ステップを見ていきましょう。

1、仮説

まず仮説を立てましょう。

自分の失敗を克服したり、目標を達成したりするために仮説を立ててみましょう。
仮説は自分の思いつきでもいいですし、本から得た知識などでもいいです。

社会人で資格勉強をしている人だったら、「夜より朝に勉強したほうが生産性が高まるのでは?」というような仮説が考えられます。

事前に成功や失敗しそうと感じたとしても、ちゃんと確かめましょう。
成功すると思っていたことが失敗することはよくありますし、その逆もまた然りです。

些細なことでも仮説を立てることが重要です。

2、実験

仮説を立てたら、実験しましょう。

仮説どおりにした場合、ちゃんと効果があるのかを確かめるため、後で検証ができるように実験します。
実験中に数値、自分の心身の変化などを記録しましょう。

先程の仮説で言えば、朝に勉強してみて、どれくらい参考書のページが進んだかを記録するというように実験をします。

何回か実験してみて自分に合うやり方を模索してみるといいでしょう。

3、検証(フィードバック)

実験結果を検証します。

実験記録を見て、自分のシステムに組み入れられるかを検証します。
成功したらシステムに入れて、失敗したら結果を受けてさらなる仮説を立てて実験しましょう。

具体例として、朝に自宅で勉強した場合はサボりがちだったが、朝にカフェに行って勉強すると生産性が高まったという結果になったら、後者をシステムに組み入れます。

検証して、システムを改良していきましょう。

4、システム構築

最後にシステムを構築します。

システム構築は仮説で得た知識を紙や電子でノートにまとめます。
このノートを毎日寝る前などに定期的に読みます。

例としては、朝にカフェで勉強することを習慣づけるためにif-thenプランニング(Xしたら、Yする)で出勤前にカフェに行って勉強するという具合にノートにまとめます。

ポイントとしては、仮説に限らずに良い知識は全て同じノートにまとめておきましょう。
ノートがバラバラですと読み直すのが大変なので、継続しづらくなります。

ノートを使って、システムを忘れずに実行できるようにしましょう。

まとめ:科学的思考で失敗を成功の糧にする

科学的思考は「常に疑う」、「ただ試行錯誤する」ことが重要です。
システムに組み込んだ仮説を絶対の真理とするのではなく、もっと良くできないかと疑問を投げかけ、試行錯誤し続けましょう。

私自身は習慣や良い知識をスマホのノートにまとめています。
腸内環境を改善したいと思ったときは、仮説を立てて野菜、発酵食品、サプリメントなどを次々に試して、効果が大きかったものを習慣として取り入れています。
まとめたノートは忘れないように寝る前に読み返しています。

失敗したり、成長が停滞した時は科学的思考をしてください。
成長が圧倒的に早くなりますよ。

失敗から学ぶためのおすすめ本

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
失敗から学ぶための方法を徹底的に教えてくれます。
失敗も実際にあった出来事で重大なものを紹介してくれていますので、対処法として参考になりますよ。
毎回同じミスをしてしまう、早く成長したい方におすすめの本です。
組織だけでなく、個人にも役立ちますよ。

天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点
こちらの本は一流の研究者や思想家の多様な考えに触れることができます。
科学的思考を培う知識が数多くあり、人生の見方を変えるような話もあります。
この本を読むことで、自分の思考力を磨くことができますよ。

参考文献
・失敗の科学

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