みなさんは人から裏切られたことはありますか?
私はあります。
人から裏切られると傷ついて誰も信頼したくなくなります。
しかし、現実では誰かを信頼しなければ生きていきません。
信頼するために必要な能力は、信頼できる相手を見極める能力、信頼される能力です。
今回は、信頼とみんなから信頼される方法を紹介します。
結論から申し上げますと、
信頼とは、
・誠実さ
・能力
のことです。
ノースイースタン大学の心理学教授のデイヴィッド・デステノによる信頼についての研究(R)を紹介します。
この研究によると、信頼は以下の2つの要素から成り立っています。
①誠実さ
誠実さ…他者を裏切ることなく、誠実な振る舞いをするか
②能力
能力…依頼したい物事の遂行能力があるか
誠実さは分かりますが、能力は意外ですよね。
教授によると、
いくら誠実な人でも能力がなければ価値がないと言っています。
確かに、いくら誠実な会社員の友人がいても、ガンの手術を任せたりしませんもんね。
誠実さについては、
・絶対に裏切らない人はいない
・誠実さは、その人のストレス、感情、経済などの状況によって常に左右される
・自己コントロール能力は大事だが、自己コントロール能力も状況によって増減する
信頼できる人を選びたいなら、
・自制心がある(自己コントロール能力がある)
・頼みごとなどをしたい時に精神的、物理的に余裕がある人
を選ぶといいと思います。
この研究結果から、自分が信頼される人になるための方法も見えてきます。
具体的な方法について、紹介します。
①誠実な振る舞いをする
1、if-thenプランニングで誠実な行動をするようにする
2、誠実さは、ストレス、感情などに誠実さは左右されることを知っておく(デバイアス)
3、予定を空けておいたり、バッファ時間を設けて、時間に余裕を持たせておく
②自分の能力を磨き続ける
1、if-thenプランニングで学習行動を自動化する
2、学習の進捗具合を記録する
3、学習をより良くするために変化を加える
if-thenプランニングについては、以前に「人生を変える目標達成テクニック「If-Thenプランニング」」で紹介していますので、お読みいただければと思います。
その他のテクニックについては、今後紹介していきたいと思います。
信頼は、人生を生きる上で必ず必要となります。
今回、紹介したように信頼は状況次第では変わってくるので、絶対的に裏切らない人はいません。
そのため、信頼できる人を複数持つこと、自分が人から信頼される能力を身に付けることが重要になります。
自分が信頼されるようになれば、幅広い相手と交流を持つことができます。
ぜひ、if-thenプランニングなどで自分の行動を良くしていき、信頼される人になりましょう。
おすすめ本
・信頼はなぜ裏切られるのか
こちらの本は、信頼とは何か、信頼できる人の見極め方を詳しく紹介しています。
専門的な本でありながら、信頼についての興味深い実験などが豊富にあるため、面白いです。
人を信頼したい、人から信頼されたいという思いを持つ方におすすめです。
・やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
こちらの本は目標達成に必要な知識を紹介しています。
その中で成長マインドセット、if-thenプランニングなどの有用な知識について、分かりやすく、コンパクトに書かれています。
何らかの目標を達成したい方におすすめです。
信頼の2つの要素とは?信頼される人になるための方法
2021年5月3日