ビタミンDの欠乏は、世界的な健康問題として認識されています。
日本においても同様で日本人の8割がビタミンD不足の状態にあることが分かっています。
ビタミンDの欠乏は、メタボリックシンドローム、糖尿病との関係を示す研究があるので、ビタミンDは欠かせないようしておきたいところです。
「ビタミンDサプリで血糖コントロールはできるの?」を調べた研究(R)を紹介します。
糖尿病予備軍でビタミンD欠乏症の肥満女性121名(20~60歳)を対象にしてまして、試験期間は78週間となっています。
対象者を「ビタミンDサプリグループ」、「プラセボ(偽薬)グループ」に無作為に分けました。
ビタミンDサプリグループ
ビタミンD3サプリ(60,000IU)の投与を週に1回受けた。
ビタミンDレベルが正常になれば、維持量として1日200IUのビタミンD3サプリを毎日補給した。
プラセボグループ
プラセボ(偽薬)の投与を週に1回受けた。
両方のグループとも、標準的なガイドラインに従って、適切な食事と運動のカウンセリングを行いました。
45分間の早歩き、同様の有酸素運動を行うように推奨されています。
ビタミンDで60,000IUはかなりの量ですね。
日本人の食事摂取基準によると1日の摂取目安量は5.5㎍となっており、IU換算にすると1日220IUになりますね。
1日の摂取目安量の200倍は軽く超えています。
海外のサプリは摂取推奨量を大幅に超えているものも結構ありますからね~
研究結果としては、
- 空腹時血糖値、OGTT後2時間血糖値、HbA1cが有意に減少した
- 腸骨稜の皮下脂肪(横っ腹周辺)が有意に減少した
- 正常な血糖値に回復することが確認された
になりました。
ビタミンDは血糖値を下げる効果がありそうですね。
横っ腹の脂肪が減少したのは意外です。
ダイエットにも使えるかもしれませんね。
今回の研究をまとめておきます。
- ビタミンDは血糖値を下げて正常な血糖値に戻すのに役立つ。ついでに横っ腹の脂肪も減らす。
ビタミンDはイワシや鮭などの魚、マイタケなどのキノコに豊富に含まれています。
魚には人が生成できないオメガ3脂肪酸、キノコはお腹の調子を良くする食物繊維があるので、日々の食事に取り入れてみるといいですね。
私は毎日ビタミンDサプリを飲んでいます。
ビタミンDは体が日光に当たらないと作られないので、室内で仕事をする人にとって重要なビタミンです。
ビタミンDはうつ病にも効果的と言われているので、メンタルを安定させたい人にもおすすめです。
ビタミンDが不足している人は、ビタミンDが豊富な食材、ビタミンDサプリを取り入れてみてくださいね。
おすすめビタミンD食材&サプリ
・高木商店 寒さば水煮 190g×6個
サバはビタミンDが豊富ですし、オメガ3脂肪酸のEPA、DHAも含まれているのでオススメです。
EPAは血液サラサラ効果、DHAは認知機能改善効果があります。
このサバ缶はそのままでも美味しいので、おすすめですよ。
・ナウフーズ-ビタミン D3 & K2
こちらはビタミンDサプリになります。
私は毎日、このサプリを摂取しています。
ビタミンD、ビタミンKを一緒に摂ることで、カルシウムを骨に効率的に取り込みやすくしてくれます。
毎日、ビタミンDを食材で取ることができない方は試してみてくださいね。