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燃え尽き症候群を減らすには有酸素運動、筋トレのどちらが良いのか?

2022年10月5日

運動には様々な効果がありまして、うつ病リスクを減らしたりポジティブな気分になったりすることが分かっています。

私は朝と夜に飛ばないバーピーをしていまして、気分が良くなるなどの運動のメリットを実感しています。

今回は運動の中でも「有酸素運動、筋トレのどっちが燃え尽き症候群に効果があるの?」を調べた研究を紹介します。実験手順は以下のとおりです。

  1. 参加者は年齢19~68歳の49名で、4週間の間、有酸素運動、筋力トレーニング、運動なし(コントロール)のいずれかにランダムに振り分ける。
  2. 運動グループは1回30分の割り当てられた運動を週3回以上行ってもらう。
  3. 参加者の精神的な健康、知覚ストレス、燃え尽き症候群の指標をベースライン、2週間後、4週間後の計3回、測定する。

その結果、

  • 運動グループは幸福感と個人的達成感が向上し、心理的苦痛、知覚されたストレス、感情的疲労が減少した。
  • 参加者はバーンアウトのカテゴリーとして、バーンアウトの症状を、低・中・高程度に分類した。参加者はベースライン時、37.6%が高燃焼度、27.9%が中燃焼度、34.5%が低燃焼度であった。4週間の運動後、高燃焼度14.9%、中燃焼度41.2%、低燃焼度43.9%と減少した。一方、運動なしでは4週間後でも、高燃焼度41.7%、中燃焼度29.2%、低燃焼度29.2%のままであった。
  • 有酸素と筋トレを比較した場合、心理的苦痛に対しては有酸素運動が筋トレよりも大きな効果を示し、個人的達成感に対してはレジスタンスがカーディオより大きな効果を示した。

となっています。

運動はストレスや燃え尽き症候群を減らしてくれるんですね。心理的な苦痛を減らしたいなら有酸素運動、達成感を高めたいなら筋トレを選ぶといいでしょう。

研究者によると、

全体として、運動はストレスと燃え尽きを減らしながら、幸福感を高めるという仮定と一致する結果が得られた。「ポジティブな幸福感」と「個人的な達成感」は、運動と強い関連性があった。同様に、ストレスと燃え尽きの健康状態である、心理的苦痛、知覚ストレス、感情的疲労は、運動と強い逆相関があることがわかった。

とのこと。運動はメンタルへの悪影響を和らげ、ポジティブな心理と強く結びついているんですね。

私は自宅トレ以外にも、ジム、多人数参加型の運動などでもっと運動時間を増やしていきたいですね。まずはウェアを買うところから始めないと…。

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